四天王と肝試し。【石川】 ページ11
将平さんと別れ、
最後は祐希と。
石「手、繋いであげよっか?」
「はい?」
石「マサさんと将平さんとも手繋いだでしょ?だから俺も!」
「なんか上からだな(笑)」
祐希とあたしは手を繋いで歩く。
石「ねぇ、Aちゃんってなんで全日本のチームサポート入ったの?」
「うーん、なんでかな。たまたま声がかかったから(笑)あと、バレーが大好きだからかな?断る理由も見つからなかったし」
石「そっか!でもよかった。入ってくれなかったらAちゃんに会えなかったもんね」
「またまたぁ〜!祐希ってほんと煽てるのうまいんだから(笑)」
石「俺だって頑張ってんだもん」
「え?」
祐希は突然真面目なトーンで話し始めた。
石「マサさんとAは同い年だし、将平さんとAは年近いでしょ?俺って一番年下だし、まだ子供だと思われるかもって思うと悔しくて。俺なりに頑張ってる!…つもり、だけど」
あたしは祐希の手をぎゅっと握った。
驚く祐希に、あたしはこう言った。
「祐希、年齢なんてあたしは気にしたことないし、祐希が一番年下だとか、子供だなんて一切思ったことないよ?祐希は一生懸命頑張ってる。あたし知ってるから」
石「ほんとに…!?」
「ほんと!だから気落とさない!」
石「へへ、なんかスッキリした(笑)」
なんて話に夢中になってたあたしは
前方不注意で段差に気付かず、
思いっきりズッコけた( ˙-˙ )←
「いてて…」
石「大丈夫?!」
「へーきへーき!歩ける!」
石「しょーがないなぁ!今日だけね!」
「え、」
祐希はあたしの目の前にしゃがみ込む。
これは、まさか俗に言うおんぶですか?←
石「乗っていいよ」
「いやいやいやいやいや!重いし!」
石「早く乗らないとAちゃん置いてくよ?」
「う、(T_T)」
渋々、おんぶしてもらうことにした。
あー、祐希絶対辛いよなー…
あ、治った!とか言ったら
おんぶやめてくれるかな?←んなわけw
「あ、あれー!?痛くな…」
石「置いてくよ?」←
「痛いんですよ、すごく。おんぶしてもらえて光栄ですほんと」
石「(笑)」
祐希はあたしをおんぶして
歩き続けてくれた。
汗かいてるし、しんどいよね…
それでもあたしが気を使わないように
楽しい話をしてくれる祐希。
石「家まで送ってあげよっか?」
そう言いながらいたずらっぽく笑う末っ子に
あたしは万年タジタジなのです。
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透明人生(ライフ - はじめまして!将平さんかっこいいですよね!笑笑私も大好きです(∩´∀`∩)また将平さんのお話が出来ることを楽しみにしています(*^^) (2018年6月23日 15時) (レス) id: 78812596b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2017年9月18日 11時