浮気するなら仕返ししますⅡ【夏油傑】 (ページ5)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:8,206 hit

・ページ5

現在何かしらの村

『あの〜？』

空に太陽が沈みかけている時やっと山をおりて村に着いた

そこで出会った小さなおばあさん

道を聞こうと思って声をかけてみたけども

「ん〜？なぁんだい？」

『あ、道を「あんたァ見ない顔だねぇ」

『え？ぁ、はい』

「若いねぇ」

おばあさんは私の顔を撫でくりまわしてくる

『ところで、道を「まぁまぁそんな急ぎなさんなぁ」

急がないと人の生死に関わるんですよォ

そんなこんなで◆◆◆村までの道を聞くのに

30分かかった

「お前はどうして人の話を切り上げられないんだよ！」

走っていると影の中から罵倒が聞こえてくる

『……申し訳なくて』

「とんだお人好しだな！」

まぁ当たってますよ

私はまだ浮気した人の事を愛しているのだから

「こっちを行けば早い！」

『えー』

そんなこんなで走っているうちに

影の中から声が聞こえる

その声が指している道とは……

The獣道

『はぁ、無理』

「こんなところで弱音を吐くな」

『弱音吐きマース』

「てめぇ」

『はぁ』

これも仕方がない

仕方が無いのよ！A

はい

そんなこんなで◆◆◆村に着きました

顔は枝で切れ

傷まみれ

髪はぐしゃぐしゃ

オマケに葉っぱまでついている

『だから言ったのに』

「……」

私が言っても

鬼犬はもう何も言わなかった