検索窓
今日:69 hit、昨日:5 hit、合計:5,530 hit

70輪目 ページ24

黒木くんに案内されて向かった先には、
『エレガント de CURRY』
と大きく書かれた教室があった。なんだかユニークな名前だなぁ。

中に入り、席につくと執事役の黒子くんがカレーを給仕してくれる。ルーとライスが別の器に分けられている以外はごく普通の家庭的なカレーライスらしい。さつきちゃんを見ると、何故か涙しながら食していた。

カレーを食べ終わると、
「お二人はこれからどうするんですか?」と黒子くんに尋ねられる。まだ決めていないことを伝えると、
「よかったら、僕とスタンプラリーに出場してくれませんか?」と頼まれる。優勝賞品のバッシュを手に入れるために参加を予定していたが、急遽ペアの都合が悪くなってしまったらしい。

ちらりとさつきちゃんを見ると頬を赤らめてもじもじとしていた。もしかして、黒子くんと参加したいのかな?それなら…

「さつきちゃん、クイズとか得意だからぴったりだと思うな。」
こそっとさつきちゃんに耳打ちする。
「ミケちゃん!?」
「黒子くんとなら優勝も狙えるよ!」
「そ、そうかな?」「もちろん。」

「テ、テツくん…私、参加する!」
「いいんですか?よかった。」
そして優勝しようと意気込む2人。微笑ましいなぁ。

71輪目→←69輪目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
64人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みぃ太郎 | 作成日時:2023年7月25日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。