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25輪目 ページ27
部屋を出るなり、私達は円になる。
「な、何なのだよ、あれは…。」と真ちゃんが呟く。
「まさかここまでひどいとは。青峰のことだから誇張しているのだと思っていたが…。」赤司くんもどこか表情が硬い。
「ど、どうしよう。さつきちゃんは気づいていないけど、あの2人、絶対に気絶してるよね…。」
「あぁ。一体どんな劇物だというのだよ…。」
私達は恐怖に身を竦ませる。
「…亜麻野は料理が得意だったな?」
「え?得意かは分かんないけど、好きだよ。」
「ミケは料理上手なのだよ。」
赤司くんの言葉に、動揺しながら答えると、彼は頷く。
「2人共、オレの話に合わせてくれ。きっとうまくいく。」
「あ、赤司くん…。」
微笑みながら話す彼が今はとても頼もしい。
そして私達は部屋に戻った。
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作者名:みぃ太郎 | 作成日時:2023年6月22日 13時