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10、誰? ページ10

「実は、新メンバーを入れたいんだけど。」





私は、嫌、とか、嬉しい、とかよりも、驚きが大きかった。





あの黒木君が、いきなり新メンバーとか、あまりないことだった。








若武だったら気分屋だから、ありそうなんだけど。








「は、そんなの聞いてねえぞ。」





少し怒ったように上杉君。






「えっと、なんていう子?特技は?」






少し不信感を抱いた小塚君。





私もすごく気になった。そんな急いで入れたくなるような、すごい人なのかな。







あ、もしかして女の子かな?だったら、女の友達ができて嬉しいんだけど。







「今日は急用が入って来れなくなったんだ。明日連れてくるよ。どんな子って?すごく、いい子だよ。」






黒木君がそんなに気に言った子なら、いいかも。





と私が思った直後、






「ダメだな。どーせ彼女かなんかだろ。この前のことを思い出せよ若武が彼女作って、もめたじゃんか。」



と呆れたように七鬼。








それは「学校の都市伝説は知っている」の出来事だった。

(見てない方スイマセン)









少し考えてから黒木君はどこか遠くを見つめながらこう言った。








「俺はそんな風にはしないつもりだ。まだ彼女ではないんだ。ただ、気に入った、それだけなんだ。」






すごく思いつめた顔をした黒木君は、





「もし、そうなったらごめん。」









ということは女の子だ、やった!







でも、喜べない。







そうなったらって、そうならないとは約束はできないの?








寂しい気持ちだった。ヤキモチ、なのかな。









部屋に重い沈黙が流れた。









思い切ったように、若武が口を開く。









「じゃあ聞くぞ。そいつって、俺らの知ってるやつか?」








それは私も気になったことだった。








黒木君はクスっと笑うと、こういったんだ。









「そうだな、三谷Bの若武なら知ってるかな?」







おお、てことは三谷Bの子なんだ。









あ、三谷Bっていうのは、塾のクラスの名前で、2番目に頭がいいところなんだ。








私は、まだまだだけどね。








「それと、アーヤも知ってると思うよ。」








えっ!!なんでっ!?






ー続くー

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サファイア - 頑張ってね!楽しみだよ! (2020年2月5日 20時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 頑張ってください! (2019年9月23日 10時) (レス) id: 207bc02164 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - あ、歌声は、最後のほうに出します!笑笑 (2018年3月2日 22時) (レス) id: b77e552a9e (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 沙羅さん» 皆さん お久しぶりです!これから更新するかも…です!完結は絶対させるので!どうか見捨てないでください…笑笑 (2018年3月2日 21時) (レス) id: b77e552a9e (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 恋檬さん» ありがと〜!久しぶりにウラツク開いてどんな話かわかんなくなってるけど頑張る!((は (2018年3月2日 21時) (レス) id: b77e552a9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひー | 作成日時:2017年8月8日 9時

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