１９話 ページ19
Aｓｉｄｅ
上「だいいち、王様ゲームが脳を活性化させるわけがねーだろ。
お前の頭、さらに悪くなったか？」
上杉が口元だけ笑って若武に氷の弓矢を浴びせる。
あ、氷の弓矢って言葉のことだから。
上杉にそう言われた若武は、よっぽど腹が立ったのか顔を真っ赤にして今にも噴火しそうだ。
このままではやばい・・・！
頭の細胞総動員で解決策を考えたが、一向に出てこず困っていた時、
翼と砂原がウインクをこちらしてきた。
翼は上杉の肩を、砂原は若武の肩をそれぞれつかむとなだめるようにポンポン、とたたいた。
翼「二人とも、そんな一触即発状態じゃアーヤとAが困っちゃうよ？」
砂「つか、せっかく寝床にいるんだからさっさと寝ればいい話じゃねぇか。」
確かに。その場にいた黒木、砂原、翼以外の全員がハッとした様な顔になった。
貴「なんでそんな簡単なこと思いつかなかったんだろ・・・」
彩「本当にねぇ・・・」
彩と二人でずるずると座り込む。
灯台下暗し・・・解決策はすぐそこだった・・・！
はぁ、とため息をつくと、黒木がクスッと笑ってじゃ、寝る場所を決めようか？と言った。
すると、彩がおずおずと手を少し上げた。
彩「えっと私、Aちゃんの近く・・というか隣が良いな・・・」
迷惑だろうか？と言いたげな目でみんなを見渡す。
しかし、迷惑なわけがなく、みんながその意見に縦に首を振る。
小「うん、アーヤとAは隣が良いと僕も思うな。」
小塚の横で翼が口角を持ち上げ、にやりと笑う。
翼「それに、女子同士の方が夜這いもないだろうしね。」
とたん、空気がピシッと固まった。
翼・・・・一言余計だってば
そんな意味を込めて翼を軽く小突くと案の定、若武の怒声が飛んでくる。
彩「夜這い・・・・ってなに？」
砂「立花は知らなくていい。」
即答ですか、砂原さん。
そんなことをして遊びながらも、私たちは着々と寝る準備を進めていた。
あ、ちなみに２人ずつセットになってて、１セットごとの間にリュックの仕切りがあるんだよ。
私たちの腕の長さくらいの高さの。
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上彩 - スズランさん» 全然大丈夫です！ (2017年5月11日 4時) (
レス) id: 76a022fff5 (このIDを非表示/違反報告)
スズラン(プロフ) - 上彩さん» はい！よろしくお願いいたします！（返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした 汗） (2017年5月10日 23時) (レス) id: be22ef58f9 (このIDを非表示/違反報告)
上彩 - スズランさん、スミレから上彩に変えました！今後も、よろしくお願いします！ (2017年4月26日 20時) (レス) id: 76a022fff5 (このIDを非表示/違反報告)
スズラン(プロフ) - ココさん» はじめまして！面白いと言ってくださり，有難うございます。現在はちょっと筆が乗らなくて更新停止となっていますが、再開したそのときはどうかよろしくお願いします (2017年4月2日 1時) (レス) id: be22ef58f9 (このIDを非表示/違反報告)
ココ - 初めまして！この小説、とても面白い！更新停止なのであればとても残念ですが、更新できるのであれば、お願いします！ (2017年4月1日 22時) (レス) id: 3f3c93099f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スズラン | 作者ホームページ：
作成日時：2016年3月16日 22時
