玉狛のヤベェ銃手【WT】

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修「取り返します。


近界民に攫われた皆さんの家族も


友人も、取り返しに行きます。


「責任」とか言われるまでもない。


当たり前のことです」



記者たちが一瞬、静まり返えり、会見の流れが変わった。



「取り返しに行く！？」「どういう意味だ！？」



城「…彼の言ったとおり、現在のボーダーでは
連れ去られた人間の奪還計画を進めている。

すでに、無人機での近界民世界への渡航･往還試験は成功した」



即座に城戸が対応する。



近界民の世界に、「32人を救うためにさらに犠牲が出でしまうのでは」
と言う記者だったが城戸の

「君たちはこの場合、たかが32人は見捨てるべきという意見だったな」

という発言に記者たちは押し黙った。



城「この奪還計画は今回攫われた32人だけでなく、
第一次侵攻で行方不明になった400人以上の市民も対象になる。
ボーダーにとって過去最大の長期プロジェクトになるだろう。

我々は今まさに「戦力」を求めている。
それは、前線で戦う隊員であり、隊員の援護を担う職員であり、
組織を支える母体となるその都市そのものだ。

従来の防衛活動及び、奪還プロジェクトへの市民の理解と参加を期待する。

以上だ」



修の演説と城戸の柔軟な対応により、ボーダー記者会見は
問題なく幕を閉じた。

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