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補助監督の待つ車に乗り込んで、お互いにお疲れ様、と声をかけ合う。夏油はポケットから彼女に貰った飴を取り出すと、口の中に放り込む。
｢うん、美味しいねこれ。｣
｢そうでしょ？僕のお気に入りなんだ。口直しになったかい？｣
｢あぁ、ありがとう。｣
口の中で少し大きめの飴をコロコロと転がしていると、隣にいる彼女はいちご味の飴を口に放り込みコロコロと…転がせていない。
確かにその飴は大きいので転がしにくい。しかし彼女は転がすと言うより口の中でうごうごと動かしているだけ。キュンッと胸が締め付けられる。今までの紳士的な態度から先程の驚異的な豹変ぶり、そして今度はこんな可愛らしい一面を見せてくれた。
ギャップ、とはこのことだろうか。
｢……食べにくそうだね。｣
｢ん？あぁ……おいひいけど、ひょっと食へずらいのがあれだよね。｣
話せてない話せてない。と心の中で思っていたが、口には出さずに心の中に留めておく。彼女は少しカリカリと飴を噛んで削っていく。
｢もう少し小さく改良されないかなぁ。｣
｢……まぁ、私は食べ応えがあっていいと思うよ。｣
｢夏油くんはお口が大きいんだねぇ。｣
お口ってなんだよ幼女かよ。とそこにもまたキュンとする。その見た目でお口ってなんだよ、と悶えそうになるのをグッとこらえる。
これで分かった。彼女はマトモでありながら、驚異的なヤバさと、ギャップのヤバさを持ち合わせていると。
｢……帰ったら着替えて、悟と硝子も誘って一緒にご飯食べに行こうか。｣
｢そうだね、そうしよう。｣
まだ少し大きい飴をうごうごと口の中で動かす姿はなんだか小動物のよう。こういう所は、女性らしい。当たり前か、女だし。と夏油は納得する。しかし、振る舞い方は男っぽい。……これがギャップか。夏油はまた、心の中で静かに納得していた。
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チビじゃねぇし、お前らが高すぎんだよ。♂ - ガチめに笑い方が宿儺になったのだが (2021年2月14日 4時) (
レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 次男…………なんかあった説…………最っ高、であります！！！良い良い！！俺はいま機嫌がいい！！！！ケヒッもう、最っ高…………続き待ってます！ (2021年2月14日 3時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - とっても凄く好きな内容でした。本当に素敵な作品です。なんでお気に入りの登録者がこんなにも少ないのかが全く理解出来ません。が、応援しています。お身体に気を付けて作品の更新をして下さい。 (2021年2月10日 0時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
しぃぷ(プロフ) - え、めっちゃ好き……最高か？秒でお気に入り登録しました。素敵な作品有難う御座います！！更新頑張って下さい！！！ (2021年2月9日 23時) (レス) id: c3f6824249 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 最高ですめちゃくちゃ面白い…好き… (2021年2月9日 22時) (レス) id: 470bfeaa7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年2月9日 17時
