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｢特級だろう？もっと頑張って！僕を楽しませておくれ……よっ！！｣
｢ｶﾞﾋｯ､､!｣
特級相手に何度も蹴りを入れる。特級の体は所々凍っていき、ピキピキと音を立てる。強い、これが特級術師なのか。夏油は彼女のその強さに圧倒されていた。
｢こんなものかぁ……まぁいいや、今日は早く帰りたいしね。ここいらで僕のコレクションになってもらおうか。
凍結呪法＿＿＿凍！｣
掌を特級に向け、前につきだす。ﾌﾞｵﾝｯ!と風を切る音とともに、パキパキと音を立てて特級の体が厚い氷で包まれ凍る。それも、ほんの一瞬。0.1秒にも満たぬ早さだ。中では特級が困惑したように目だけを動かす。
その高度な術式を前に、夏油の心臓はバクバクと音を立てていた。
｢……うんうんうん……いいねぇ……さすが特級……！｣
彼女は恍惚とした表情で氷を撫でた。
｢どうだい夏油くん！やはり特級……素晴らしい……！！ゾクゾクするよ！｣
高笑いをする彼女に背筋が凍る。誰だ。今まで目の前にいた温厚そうな女性はどこへ行ったんだろう。
｢君の言う作品は……これかい？｣
｢もちろん！あぁでも、まだまだだねぇ……熟れるまで放っておきたい所だが、非術師が犠牲になると面倒なことになるから仕方ないね。｣
彼女は残念そうな表情を浮かべて携帯を取り出し、それを特級に向けた。
｢何をしてるんだい？｣
｢写真に収めてる。｣
｢しゃ、写真？｣
｢あぁ。これは特別なものでね。僕の呪力を流し込んでも壊れないよう改造してあるんだ。僕、機械類には強いんだよ！｣
｢へぇ……｣
｢機種変したあとの改造手順がすごく面倒なんだけどね。これをしないと、呪霊は写ってくれないから。不便だよね〜｣
ｶｼｬｯとシャッター音がして、彼女は満足そうにした後、今度はムービーに切りかえた。
｢さて、ここからが本番だよ夏油くん。｣
パチッと指を鳴らすと、氷にヒビが入り、中にいた特級ごと崩れ落ちていく。それを見た彼女はまた、恍惚とした表情でそれを見ていた。ムービーを止めて、携帯をポケットに直すと、灰になっていく特級に目を移す。
｢……灰になってしまうとこうも虚しいとは……興が冷めてしまうから何とかならないものかなぁ。｣
先程の表情とは打って変わる、つまらなさそうな表情。この時、夏油はやっと気づいた。
｢(……もしかしたら彼女……)｣
私達の中でも一番"ヤバイ"かもしれない＿＿＿＿
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チビじゃねぇし、お前らが高すぎんだよ。♂ - ガチめに笑い方が宿儺になったのだが (2021年2月14日 4時) (
レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 次男…………なんかあった説…………最っ高、であります！！！良い良い！！俺はいま機嫌がいい！！！！ケヒッもう、最っ高…………続き待ってます！ (2021年2月14日 3時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - とっても凄く好きな内容でした。本当に素敵な作品です。なんでお気に入りの登録者がこんなにも少ないのかが全く理解出来ません。が、応援しています。お身体に気を付けて作品の更新をして下さい。 (2021年2月10日 0時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
しぃぷ(プロフ) - え、めっちゃ好き……最高か？秒でお気に入り登録しました。素敵な作品有難う御座います！！更新頑張って下さい！！！ (2021年2月9日 23時) (レス) id: c3f6824249 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 最高ですめちゃくちゃ面白い…好き… (2021年2月9日 22時) (レス) id: 470bfeaa7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年2月9日 17時
