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｢王弟妃殿下、朝焼けの野原よりリーベ国王陛下が到着なされました。｣
｢分かりました。……皆さん、申し訳ありませんがお席を外して頂けますか。｣
｢おぉ、やはり式の前は家族と話をするものじゃ！わしらは会場に向かうとしよう。｣
｢では、結婚式楽しみにしてますよ〜！｣
リリア、学園長が先陣を切り、花嫁の控え室からゾロゾロと見慣れた面々が出ていく。それと入れ違いに、兄リーベが控え室に入ってきた。
｢あら、お義姉様はいらっしゃらないのですか？｣
｢あぁ、先に会場に入ってるよ。……綺麗だな。｣
｢あのヴィル・シェーンハイトさんがメイクしてくださったんですよ。少し派手すぎやしませんか？｣
｢いいや、とても綺麗だよ。あんなに小さかったお前が、もう人のものか……思えば、お前はレオナくんの許嫁になってすぐに家を出たから、あまり会う機会はなかったな。｣
｢……そうですね。｣
｢……色々あったが、僕はお前を妹として誇りに思うよ。｣
｢……私にとっても、お兄様は誇りです。とても強く、誰よりもあの国の大にふさわしい。世継ぎとなる子もきっと同じように育つことでしょう。｣
｢………式の前に泣かせようとするな。｣
｢あら、バレてしまいましたね。｣
クスクスと笑う彼女につられて、リーベも小さく微笑んだ。妹が笑っている、それだけでこんなにも幸せな気持ちになれるものだろうか。
｢……お前はいい意味で変わったな。うちにいた頃よりも楽しそうだ。………レオナくんに任せて大丈夫そうだな。｣
｢式の前に言いますか。｣
｢再確認しただけだろう。……話しすぎた、行こう。この日を僕がどれだけ楽しみにしていたと思う？｣
｢少なくとも、実の父親よりは楽しみにしていた事でしょうね。｣
｢ははっ、正解だな。｣
Aは会場の入口でリーベと腕を組む。優しそうな顔からは想像出来ぬしっかりとした腕。朝焼けの野原を守るにふさわしい人だ。
｢お兄様。｣
｢なんだ。｣
｢私、とても幸せです。｣
｢………そうか。｣
幸せそうに微笑む妹を前に、嬉しいような寂しいような気持ちがごちゃごちゃになってしまう。今まで兄らしいことは一つもしてやれなかったが、彼女が可愛い妹である事に変わりはなかった。
レオナに渡したくない、なんて今更思っても遅い。大きなピアノの音色と共に、目の前の大きな扉が音を立てて開いた。
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乃亜(プロフ) - …フロイドいい奴！おじたん、夢主泣かせたら処す← (2020年11月5日 9時) (
レス) id: 04cc2a38ce (このIDを非表示/違反報告)
フェルス(プロフ) - めっちゃ好き過ぎます!!おじたんもフロイドのキャラが良い……ちょっと気になったのがプロフィールのとこに特技：料理ってあったんですがわざとでしょうか？わざとそうしているのならごめんなさい！結構前から、見させて頂いてまして言葉選びがマジで好きです。 (2020年10月30日 2時) (レス) id: e8ab3f41d1 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 無自覚、殺人な親父殿(ボソッ) (2020年10月26日 9時) (レス) id: 04cc2a38ce (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん！ - レオナおじたん大変だね...！夢主ちゃんが楽しそうでなにより！イデアちとのゲーム楽しそう！チェスが強いなんて凄いな〜！教えてくんないかな...夢主ちゃん！！ (2020年10月25日 13時) (レス) id: a175662a1a (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - ちょっと、毒舌になった夢主…いいね← (2020年10月25日 8時) (レス) id: 04cc2a38ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2020年10月16日 18時
