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職員室の扉をｺﾝｺﾝ､と小さくノックをして静かに扉を開く。
｢失礼致します。クルーウェル先生はいらっしゃいますでしょうか。｣
｢あぁ、いるぞ。入ってこい。｣
Aはクルーウェルの座るデスクまで向かうと、早速一枚の紙を渡された。
｢これは……サイエンス部……入部届け？｣
｢確かまだ部活は決めていなかっただろう。俺はサイエンス部の顧問なんだが……他に入部したい部がないのならと思ってな。お前の手際の良さは是非ともうちの部に欲しい。｣
｢なるほど、そういう事ですか。｣
｢飽くまで俺はお前の選択を重視する。他に気になる部があるなら断っても構わない。｣
｢いえ、お受けします。他に特に気になる部もありませんし、魔法薬学も嫌いではありません。｣
Aはマジカルペンのキャップを外し、サラサラと名前と学年を書く。
｢部活は明日からで構わない。場所は分かるな？｣
｢はい。｣
｢それにしても、お前は頭の回転も他の生徒より早いし手際もいい。やはり厳しい教育を受けてきただけあるな。｣
｢いえ、まさか。私は第1王女と言えど次女ですから。兄より厳しい教育を受けてはいません。私よりも兄の方が素晴らしい魔法士ですから。｣
｢謙虚だな。｣
｢いえ。私なんて兄の足元にも及びませんもの。それでは、失礼します。｣
Aは職員室を出る前にも軽くお辞儀をして扉を閉める。職員室の扉に背を向けてしばらく歩くと、小さくため息をついた。
｢少しやりすぎたわ……これから手を抜くのは無理そうですし……魔法薬学は諦めましょう。｣
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ななしのヴィランズ - なぜ男子校であるナイトレイブンカレッジに転校できているのですか？ご都合主義じゃないですか (2021年10月15日 15時) (
レス) @page1 id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 面白いです！夢主ちゃんきっとお強いんだろうな、、、(まだ読み途中)獅子の狩りは♀がやるらしいですし、、、(笑) (2020年11月18日 16時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2020年8月28日 1時
