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「良かったわね、伏黒。脈アリよ。」

「なんのだよ。」





数少ない同期三人。久々に飲みに来たかと思うとこれだ。突然なんの話を振られてるんだとため息をつきそうになる。





「Aよ、A。」

「え!?Aって伏黒の事好きなの!?」

「可能性アリって話よ。」

「何を根拠にそんな……」

「この前聞いたのよ。虎杖か伏黒ならどっちがいい?って。やっぱ長い間つるんでる伏黒の方がいいみたいよ。」

「え、俺被害者じゃんそれ!知らんところで振られた!?」

「ちょっとうるさいわよ。すみませーん生一つ!」





ジョッキの中のビールを飲み干して、手元にあったつまみに橋を伸ばす。その日、伏黒と釘崎は20歳になっていたのでビールを。まだギリギリ誕生日の来ていない虎杖はジュースを飲んでいた。





「……そんなの、タイプの問題だろーが。好き嫌いの話とはまた違う。」

「あんたマジでそれ言ってんならガチの童貞よ。」

「え、そうじゃないん?」

「実際どうなんだ伏黒恵。」

「お前は出てくんじゃねぇややこしくなる……!」




虎杖の頬に出てきた宿儺を、虎杖は思いっきり叩いた。最も、叩いたのは自分の頬なわけだが。





「てかそこじゃないんだよ。虎杖と宿儺まじ黙ってろ。」

「うっす……」

「五条Aと伏黒恵の問題だぞ黙っておけるわけが無いだろうこの小娘が!!」

「うるせぇ!!虎杖そいつ引っ込ませろ!!!」

「押忍!!!!」





バチンッ!!と頬を叩く音と共に、釘崎は大きくため息をついた。二人の話となるとすぐに出てくるのだからやめてほしい。





「つまりよ?あの子はあんたのこと好きなのよそれくらい見ててわかんない?」

「………そうなのか?」

「鈍感にも程があるぞ伏黒恵!!!!」

「虎杖退場!!!」

「押忍!!話し終わったら呼んで!!!」





ジャケットとスマホだけを持ち虎杖は個室を飛び出していく。これで邪魔者はいなくなったとばかりに釘崎は口を開いた。





「人との距離感は別としてよ?誰よりも先にあんたの所に走ってくるの気づいてる?」

「……俺が一番付き合い長いからだろ。」

「それなら夏油さんとか七海さんだって同じでしょうが。」

「……確かにそうか。」

「それと、あんた分かってる?あの子めちゃくちゃモテるの。それでなくても狙われてんのに。」





店員が持ってきたジョッキを受け取ると、釘崎はそれを一気に半分まで飲んだ。

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名無し88832号(プロフ) - 告白して結ばれたからそろそろ完結かな?ってめちゃくちゃ心配してましたが続編まだあるようでとても嬉しいです!!!!番外編も楽しみです(*^^*) (2021年6月12日 2時) (レス) id: d28695a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 遂に告ったぁぁぁー!!!告白の仕方がいい!!好き。 (2021年6月11日 23時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
リサっペ(プロフ) - 33は何処へ?!?!?! (2021年6月11日 21時) (レス) id: 8897e851e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーko(プロフ) - 娘ちゃんと恵くんのデート、ニヤけちゃうwww続きが気になるぅ!!!! (2021年6月11日 8時) (レス) id: 908e4168b8 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 娘ちゃんと恵のデート回!!待ってました!!!!(嬉泣)陰からこっそりニヤニヤしながら覗かせて頂きます!!!!笑 (2021年6月9日 19時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年5月28日 0時

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