検索窓
今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:714,085 hit

・21 ページ21

「結局さ、Aって好きな人いないの?」

「ん?え、私?」

「以外に居ないだろ。」





任務で来れなかった明音を除いた女三人きりでのショッピング。お昼を食べるためにフードコートに入り、ハンバーガーを食べていたらそんな話をふられる。

口の端に着いたソースを中指の腹で拭い、ペロッと舐めとる。





「あんためちゃくちゃモテるじゃない。仕草ひとつで男が振り向くわ。」

「迂闊に一人にしたらナンパにあうしな。」

「それ2人が言うの?」

「そんなAにも彼氏くらいいたでしょ?」

「いたと思う?父親あれよ?いたと思う?ほんとにそう思う?」

「………ごめん、忘れて。」





中学時代。娘が心配すぎるあまり週に一回携帯の連絡先チェックなるものが行われていた。男が増えていればそれはもう大騒ぎだった。





「自分は遊びまくってたくせに娘はダメなんて変な話だよね。」

「それ間違っても悟に言うなよ。」

「で、どーなの?」

「どーなの?って聞かれてもなぁ……」





ぐしゃぐしゃとハンバーガーの包んであった紙を畳んでジュースを飲む。正直考えたことがない。





「まぁ、術師の人がいいかな。真希ちゃんみたいに見えなくても理解がある非術師ならいいけど、そんな人限られてるじゃん。」

「まぁそうだな。」

「あとはね〜……ん〜……ゴムちゃんと付ける人。」

「あんたそれ五条さんに言ってないでしょうね。」

「言ってないよ。」

「でも、お前の場合そんな男こそ限られてるだろ。」

「まぁねぇ……呪術関係者は私の遺伝子欲しいやつばっかだし。……そう考えるとやっぱ身近な人なのかなぁ………恵くんとか悠仁くんとか………」





これは脈アリか?二人は顔を見合わせて、小さく頷いた。





「その二人で言ったらどっちがタイプだ?」

「え、どっちが………んー………悩むよねぇ………んー、やっぱ恵くんかな。昔から一緒にいるし。一番わかりあえるって感じ。」





良かったな伏黒。その意を込めて二人はテーブルの下で小さくハイタッチをした。





「まぁそんなこと言い始めたら徹達も傑くん達も同じなんだけどね。」

「それ、恵にだけは言うなよ。」

「なんで?」

・22→←・20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (702 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4001人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 伏黒恵
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

名無し88832号(プロフ) - 告白して結ばれたからそろそろ完結かな?ってめちゃくちゃ心配してましたが続編まだあるようでとても嬉しいです!!!!番外編も楽しみです(*^^*) (2021年6月12日 2時) (レス) id: d28695a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 遂に告ったぁぁぁー!!!告白の仕方がいい!!好き。 (2021年6月11日 23時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
リサっペ(プロフ) - 33は何処へ?!?!?! (2021年6月11日 21時) (レス) id: 8897e851e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーko(プロフ) - 娘ちゃんと恵くんのデート、ニヤけちゃうwww続きが気になるぅ!!!! (2021年6月11日 8時) (レス) id: 908e4168b8 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 娘ちゃんと恵のデート回!!待ってました!!!!(嬉泣)陰からこっそりニヤニヤしながら覗かせて頂きます!!!!笑 (2021年6月9日 19時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年5月28日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。