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最初に目に止まったのは、彼女の瞳のような深紅の色のワンピース。そこから順に、靴、帽子、鞄、ピアス、ネックレス、時計、たくさんの店を見て回ってたくさんのものを買った。おかげで中原の手にはたくさんのショッパーがかけられている。





「沢山買った〜♡」

「満足したか、お姫様。」





あっち行きこっち行きと連れ回されたにも関わらず、中原はなんともないような様子でいた。当たり前だ。こんなものはいつものことである。幸いまだ森からの連絡は来ていない。もう少しは彼女のストレス解消の時間が取れるだろう。





「私御化粧直ししてくるから少し待ってて。」

「ん。ここに居るからな。変な男に声掛けられてもスルーしてこいよ。」

「はぁい。」





そう言って踵を返す彼女を横目に、中原はベンチへと腰掛けた。彼女はモテる。軟派だってもちろんあるわけだ。正直一人にするのは気が引けるが、中原は大人しく彼女の帰りを待つ。

今日は随分と平和なもんだ。このままもう少し平和な時間を楽しみたい。そう思っていたのも束の間だ。





「あれぇ〜中也じゃないか〜!幹部様がこんなところでショッピングかい?」

「げっ……太宰……!てめぇなんでこんなところに……!」

「私がどこに居ようと勝手だろう?私だって君に会いたくなんてなかったさ。」





憎たらしいその顔面を思わず殴りそうになった。絶対いつか死なす。しかし、それよりも最優先するべきことがあった。

_____こいつがここにいるのは拙い。

もしこの間にもAが戻ってきたら?そんなことになったら何があるか分からない。彼女だってこんな街中で銃をぶっぱなす程莫迦ではない。しかし、相手がこの男となれば話は別だ。





「太宰さん!!待ってくださ……って、あなたは!」

「あ?……なんだ人虎か。今日はオフだ。そんなに身構えなくたってなんもしねぇよ。それよりさっさとこの青鯖野郎を何とかしやがれ。」

「そんな釣れないこと言わないでおくれよ中也〜♡にしても随分な大荷物だね〜彼女でも出来たのかい?」





てめぇの妹だわこのクソ野郎。と言ってやりたいのをグッとこらえて、中原は帽子を目深に被った。

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あっきーばか(プロフ) - 初コメ失礼します。志賀くんタイプで性癖です。嫁にください。この作品の推し志賀くんになりました!読んでいてとても面白い作品をありがとうございます‼️更新頑張ってくだせぇ (2022年3月27日 10時) (レス) @page20 id: 43feeb5241 (このIDを非表示/違反報告)
Sena(プロフ) - 妹系大好きです!太宰さんとすれ違っている感じの夢主ちゃん、気持ちわかる…!!別小説なんですが、おっかな妹とかすっごく好きで!!現在は更新停止になっているようですが、また再開するのを楽しみにしています!!あと!反社とJKも大好きです!応援してます!!! (2022年2月10日 18時) (レス) id: 61121e16fc (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します!夢主ちゃんかっくいいぃぃぃぃぃぃい!もはやこの作品での推し夢主ちゃんかもしれない、、、←更新楽しみにしてます! (2022年2月10日 2時) (レス) @page46 id: eaf6e1fdb7 (このIDを非表示/違反報告)
おひな(プロフ) - 花蛸花さんが文スト作品を書いてくれるなんて思ってもいませんでした!しかも太宰さん!嬉しいです!!😭✨更新頑張ってください!!! (2022年2月2日 11時) (レス) id: fb3fd917e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2022年2月2日 2時

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