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『Aちゃん、応援しといてなんだけどマジで兄貴でいいの?ただのクズだよ?』
「ははっ、竜胆そこ動くなよ。」
とりあえず、竜胆に連絡した方がいいのかな……という結論にいったった二人は、先程別れたばかりの竜胆に電話を繋げた。何事だ、何かあったのか?と焦った彼らは、スピーカーの状態になった竜胆のスマホの周りで待機していたものの、次に聞こえてきたのは「俺たち付き合った」という言葉だ。想像を遥かに超える緊急事態。何かあったなんてもんじゃない。普通は心配して損した、と思うところだろう。しかし彼らの気持ちは未だかつて無いシンクロを見せつけてきた。
それはもちろん、正気か????と。
『おいクソ谷ィ!!!そこで待ってろスクラップにしてやらァ!!!!』
『頼む三途、先に俺を殺してくれ……兄貴をもう少しまともに育てられなかったことへの罪悪感で胸が……うっ……あ、やべぇ死にそう。』
『A、大丈夫か?傷心状態の弱り果てたところに付け込まれたんだろ?あぁ、可哀想に……やっぱりAには俺とイヌピーがついてねぇと……』
『嬢ちゃん……悪いことは言わねぇ、鶴蝶にしとけ。』
『俺を巻き込むな。』
『お前らうるせぇよ。』
「お前らいい度胸してんなコラ。」
みしり、と蘭のスマホが音を立てる。どいつもこいつも言いたい放題。彼女の目の前でなければ今すぐ家を飛び出して隠家で銃を乱射しているところだ。
『お前ら落ち着けよ。A、聞こえてるか?』
「う、うん、」
『ん、聞こえてんならいいな。相手はもう少し真剣に選んだ方がいいぞ。』
「殺してやろうかお義父さん???」
『お義父さんって呼ぶなクソガキ。……まぁ、Aが選んだ相手だ。俺は文句言うつもりはねぇよ。でもな、そいつが一体何者で、常にどんな状況下に置かれる立場なのか、きちんと考えて覚悟を持て。』
さっきと同じ、真剣な声。思わず背筋が伸びた。
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鈴(プロフ) - 続編おめでとうございます!! (2021年10月30日 10時) (レス) @page10 id: df5b843723 (このIDを非表示/違反報告)
りく - 文章の構成などもお上手で先が読みたくなってしまいました。応援しています! (2021年10月20日 14時) (レス) @page22 id: cb6ced8fcf (このIDを非表示/違反報告)
五条悟(プロフ) - なんかこのまま嬉々として蘭ちゃんが梵天に笑顔で入れそうだな。レオ君と共に (2021年10月16日 6時) (レス) @page4 id: e4f8a98264 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぽぽ(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!これからも更新頑張って下さい(^^) (2021年10月16日 4時) (レス) @page4 id: 908e4168b8 (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも楽しく読ませていただきます! (2021年10月16日 2時) (レス) @page2 id: 530da25b74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年10月16日 2時