らくだい魔女の恋物語4

観覧車2 ページ23

〜フウカ〜


チ｢ずっとお前が好きだった。

　オレと付き合ってください。」






え？




あたしは一瞬何が起きたのか分からなかった。





チトセがあたしを好き？


あたし耳悪くなった！？


でもチトセを見ると顔が真っ赤になっていて

ホントなんだなと思う。









あたしはどうなんだろう？









あたしがまだ小さいころ髪のことでいじめられ

てた時チトセは自分よりずっと大きい子にも飛

びかかって守ってくれたっけ。



あたしが髪のことをチトセに話しても


チ｢お前が金色の髪でも銀色の髪でも変わらない

　と思うけどな。

　レイア様もどっちのフウカも同じように愛し

　てくれると思う。だからもう髪のことで

　なやむな。」


って言ってくれたよね。




うれしかったな。

自分のことを認めてくれる人が1人でもいて。


その時からかな。


チトセの笑顔にドキッとしちゃったり他の女の

子にさわがられてチトセって結構モテるんだな

って思うようになった。

それにチトセが他の女の子と一緒にいるところ

をみたら何だかモヤモヤしてくる。


それって｢ヤキモチ」なのかな？


もしかして自分が気づかなかっただけでもしか

してあたしチトセのこと…



伝えなきゃ、この気持ち。



フ｢ね、ねえチトセ。」


チ｢な、なに…？」


チトセのひざがガクガクふるえてる。



返事、聞くのこわいのかな。



今しかない。









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フ｢あたしもチトセのことが好きです。

　よ、よろしくおねがいします…！」

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