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女子会 ページ10

Aside



「Aちゃーん、対戦しよ〜」




『あーあと少しで宿題終わるんでちょっと待っててください!』





遠征中、柚宇さんと2人きりの作戦室は広く感じる。




でも2人でゲームできるのはすごく楽しいし、女子2人でしかできない会話だってできる。





「さすがだな〜私にも勉強教えてほしいよ〜」





後ろから抱きついて甘えてくる柚宇さんは年上には見えない。かわいい。





でも……




『柚宇さん、、、当たってます、、』





「ほほう、どしたどした〜?何が当たってるのかね〜?」





こうやって私をおちょくるのは太刀川さんにそっくりだ。






『私も柚宇さんぐらいあったらなぁ、、、』





この話題に関してもう何度目かわからないため息をこぼす。





「いずみんは胸の大きさなんて気にしないと思うよ〜?」





『っ?!なんでここで出水先輩がでてくるんですか!』





「あれ〜ちがった〜??」




『出水先輩は別にそーゆーのじゃないんで!ただ尊敬してるだけです!』





そう、出水先輩は尊敬する隊員の1人。




太刀川さんや当真さん、風間さんと同じ同じ。




ただそれだけだもん。うん。





『私は尊敬してる先輩の直属の後輩ってだけで充分幸せなんです』





それに、大切にしてもらってるし。たぶん。





私は出水先輩を近くで見れて、一緒に戦えて、支えられるだけで幸せなのだ。





「もー!!かわいいなぁ〜〜」




さらにぎゅーっと柚宇さんに抱きしめられ一向に宿題が進まない。




まぁこんな日もあっていいかな。





「遠征中は玉狛支部に泊まるの〜??」






『はい!迅さんが面白い未来が待ってるから来いって』




いつも他2人の遠征中は玉狛にお世話になってるが、今回は迅さんが面白い未来が見えると言うので余計に楽しみだ。






「じゃあ迅さんのお迎えがくるまでは私のゲームに付き合ってもらうとするか〜」





遠征中の2人でゲーム三昧はもはや恒例である。






『久しぶりですけど、負けないんで』





柚宇さんなりに私を気遣って楽しませようとしてくれてるのが伝わる。





『あっでもその前に宿題宿題』




学年1位のメンツを保つ&先生に気に入られるためならばこれも苦労の一つには入らない。





「じゃあ先にゲーム起動させとくね〜」





ルンルンな柚宇さんを尻目に私は速攻で宿題を片付けた。

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作成日時:2021年10月20日 1時

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