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＊ ページ34

今現在、こうして私を優しく包み込む温もりも、私にとっては贅沢で。私のこの手は、歩夢の大きな体を抱き締め返すことはできないでいる。


きっと歩夢にとっての私という存在は、彼を縛りつけるだけの要らない人間(ゴミ)。



「歩夢は、本当に優しいね」

「A限定やで」

「いつかお返ししなきゃね」

「俺の傍にいてくれたらええねん」

「バチが当たるわ…」

「アホな事いうな」



そう言って、歩夢は私をきつくきつく抱きしめてくれた。

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作者名：ミーコ | 作成日時：2017年9月30日 14時

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