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仕事No.41 ページ43

『言葉は救いにも刃にもなるんだよ、主』

誰の言葉だったっけな
その通りだよ。言葉は放ってしまったら力を持つ
所謂『言霊』と言われるものだ

私は



マシュに『刃』として放ってしまった

でも仕方ないじゃん
マシュがあんなこと言うから


?「納得してない感じだね」


ただただ俯いていたら声がした

「当たり前でしょ。私は悪くないもん」


?「でもさ、そんなに悩んでるんだから自分が悪いって思ってるんでしょ?」


なんだ、うるさいな
関係ないじゃん

そう思って声のする方へ目を向けたらそこには






加州清光がいた





「えっ・・・」

清光「もう、主ったらいつまでも帰って来ないし、マシュは泣いて帰って来るし大変だったんだからね!」

「何で・・・」

清光「主も主だねー。自分が悪いって思ってなかったらこんな所で拗ねてないでしょ?」

「・・・」

清光「んー。主はさ、もしマシュが他人を助けようとして1人で突っ走っていったらどうする?」

「怒るよ!」

何で私を頼らないの!?って言うと思う

清光「だよね。マシュは今主が言ったことと同じ思いをしてるんだよ」

「・・・あ」


清光「主は、迷惑かけたくなくてしたことでしょ?でも結果的にマシュは迷惑した。それって本末転倒じゃない?

1人で突っ走って行ったら誰も追いつけないよ

1人で頑張って倒れても誰も助けられないよ



迷惑だって心配だってかけて良いんだよ、主
だってかけても笑いながら許してくれて一緒に居てくれるのが仲間でしょ?」


清光は笑いながらそう言った
清光の言葉は私の心にストンと落ちた

「許して、くれないよ。だって、だって、あんなこと言っちゃたんだよ」

清光「だ〜か〜ら〜、マシュは許してくれるよ。だって、主の可愛い







後輩(親友なんでしょ?」







「・・・うん。私今ブサイクな顔してる?」

清光「ううん。さっきまでのブスな主とは違って可愛い主だよ」

「お清、言うようになったね」

清光「俺は何時もの主が好きだからねー」

「うん、ごめん。マシュに謝りに、行きたいな」

清光「それじゃ、行こっか」




許してくれなくったって良い
ごめんって言いに行こう

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今日相性が良い英霊、文豪

志賀直哉


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まんじゅうねこ - 自殺は別に伏せ字じゃなくても、自 殺とか、自'殺とかでもいいんですよ〜あと、たしかグロも引っかかっちゃうんだよなぁ…別にいいと思うのにね。 (2018年9月15日 18時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちぃ子 | 作成日時:2018年4月1日 19時

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