私は青峰の好きなタイプになれない

アイツの好きなタイプ…９ ページ9

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シーンとした屋上に昼休み終わりを告げるチャイムが鳴り響く



どうしよう
勢いで言っちゃったし、何も考えずに言ってしまった


あー私のバカ
せめて付き合える可能性が少しでもあるって分かってから告白すれば…！



心の中で反省しながら青峰をじっと見つめるけれど
彼は私の事をじっと見据えたまま




「お前さ、胸ねーよな」



そして第一声の言葉がこれ



「割とガザツだし」


「うるせーし」


私、告白したのになんで悪口浴びせられてるの？
仮にも好きな人なのに腹が立ってきた



「ねえ、怒っていい？」


「まぁ、料理はうめーけど」



真剣な空気だったのにぶち壊された


…もしかして遠回しに断られてる？
5限、始まっちゃったけどここから出てかないと



「オイ、立ち上がってどこ行くつもりだよ」


立ち去ろうとした所、手首をがっちりホールド



なんだよ。振るなら早く振ってくれ

なんて内心もうヤケクソ


「どこって……あんたのいない所？」


「まだ返事してねーじゃん



お前がどっか行ったら
返事、『オレも』って言うにも言えねーだろ」

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