私は青峰の好きなタイプになれない

アイツの好きなタイプ…８ ページ8

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「…青峰ってモテるんだね」


あの女の子が出てった後、いつも通りのお昼がやってきた


「あ？ 知らなかったのかよ
結構モテるぜ、オレ」

「ムカつく……」


というかモヤモヤする…

これはやっぱり恋なのか？
顔は確かに好み。どストライク


でも……


「でもよー、大体オレの好み(巨乳)じゃねーし
付き合ったことはねぇ」


この性格だもんなぁ


「ねぇ、好きの定義ってなんだと思う？」


「さっきからなんだよいきなり…
あー、まぁあれだ。」


「胸の でかい子、とか言うんでしょ」


こいつの頭なんてどうせそれしか考えてないに決まってる
相談した私がバカだった




「それは好みだろ。もっとこう、一緒にいてーって思うとか？自然体でいられるとか……人それぞれだろ」



「じゃあ、さ。
青峰は胸なくても、好きの定義にひっかかれば好きなの？」



「『ひっかかれば』ってお前……そもそも頭で考えることじゃねーだろ


それに、好みは好みだ」



結局、相手自身を好きになれば好みは関係ないってことか
性格に似合わず意外とそこは真面目なんだ


そんなギャップにまたきゅんってしたり



「…じゃあ私は」

「お前……？」



あれ、なんで声に出しちゃったんだろ
でもまぁいいか



多分、きっと好き



だって、青峰がさっきの子ともし付き合ったやだ



「今日はやけにそういう話突っ込んでくるな」



ほぼ初対面の頃から、『青峰の好きなタイプは胸の大きい子』


それをずっと知ってたから…ブレーキかけてたのかな。自分で



「違う。興味本位じゃない



私、青峰の好きなタイプにはなれないけど

あんたの事たぶん好き」

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