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Dependence*34 ページ34

あの後、そらる先輩が私とまふを引き離してきて





「おいおい…」


「なんですか??そらるさん」



ずっとそらる先輩とまふが何か言い合っていた




私は、そのまま遠くからそれを見つめて

チラチラとこちらを見る彼らに
笑顔を向けるだけだった。

*









*






「おはよ。」




あれから普通に学校に通う


いつもの感じ。



「えっと、おはよ…ま…ふ??」






私は声でまふと判断して
挨拶を返したが

彼の姿を見た瞬間驚いてしまった。





「うん、そうだよ」




ニコニコと笑う彼の髪の毛は

私の好きだった黒い髪なんかじゃなくなってて




「Aどう、僕の髪色」



真っ白になっていた


「どうって…私黒が好きって言ってたじゃんか」




「知ってる」



まふは苦笑いして


「気分変えたかったんだ僕。」




なんて言う。



「まあ、似合ってる…」



私がボソッと呟くと彼は微笑んだ。




「Aちゃん!」


私がまふと話していると、廊下側の窓からそらる先輩が現れた


「そらる先輩」




「うわぁ、またそらるさん来たんですか??」




そんなまふの質問にそらる先輩はニヤリとした





「もちろん」




「何しに来たんですか〜」



「え?ああ」





彼はまふから視線をこちらに戻して、

「Aちゃん…君もまふみたいに依存する?」






柔らかい笑顔で私の頬に手を触れた。





私は先輩の手を掴んで
頬から離す


「ご遠慮しますね」



満面の笑みを浮かべて一言そう言う


戸惑ったりすると思っていたのだろうか
私はそんな彼の顔をみて
少し嬉しく思った。








*




「そらる先輩」



「な、なに?Aちゃん」






私はずいっと顔を近づける



そして彼の耳にだけ聞こえるような声でそっと囁いた





「私に依存してみますか?」





瞬時にパッと離れたそらる先輩は真っ赤だ。




「そらるさん顔赤いですよ」



「うるせぇ…」


それを見たまふがクスクスと笑う




「可愛い顔すんのずるいから」


そう言って真っ赤な顔したままそらる先輩はそこから立ち去った

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Rmd(プロフ) - ゆず☆(サブ)さん» 全部読んでくださりとても嬉しいです!!まだまだ未熟者ですが、これからも面白いと思っていただけるように書いていきますので、よろしくお願い致します! (2019年2月19日 0時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず☆(サブ)(プロフ) - これであなたの作品全部読み終わった!!面白かったです!! (2019年2月18日 22時) (レス) id: 7b6e4089f1 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - ねこまふさん» ねこまふさん、お久しぶりです(^^)これからも沢山、ねこまふパワーで頑張っていきます!!いつもコメントをありがとうございました!! (2019年1月4日 20時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
ねこまふ - すいません、ぜんぜん見えなかったです!今読んで正直終わって欲しくない!これからも見させてもらいます!頑張ってください!応援します!ねこまふパワーでね! (2019年1月4日 20時) (レス) id: 5eb9c76dde (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - めいさん» あけおめです!!楽しく見ていただけてとても嬉しいです!面白かったと言っていただけて書いててよかったなと思いました(^^)これからも頑張ります!! (2019年1月3日 0時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rmd | 作成日時:2018年12月19日 21時

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