誰も居ない場所へ ※修正あり ページ9
蒼弥side
手元にある荷物は制服に入れっぱなしだった携帯だけ
財布もないのに何処へ行くんだ
頭では分かっていても走り続ける。
もっと遠くへ もっと早く走れ
すれ違う人が皆、何事かと見るけど気にする余裕はない。
先生に気付かれる前に
捕まってしまう前に逃げなきゃ
それだけを思い、ただただ走り続けた。
その結果
｢うわ…何処だろここ｣
ビルのない、街はずれの来たことのない所にまで来てしまった。
ひっきりなしに車が往来する街中とは違い、同じ東京とは一見思えない程静かで
気持ちの方も段々落ち着いて来る。
｢…めっちゃ疲れた…｣
どれだけ走ったのか確認しようと
携帯で現在地を検索したら
｢は！？｣
学校から7キロ近く離れていた。
…いくら何でもこれはないわ
ショックで飛び出してきてしまったとはいえ、7キロは歩いて帰るにも…
かといって、現在所持金は何も無い。
｢先生に連絡して迎えに来てもらおう｣
走ってる時はアドレナリンが出てたから、腕の
傷も痛みはそんななくてここまで来れたけど
今は落ち着いたからか、痛みがどんどん増していく。
どっか座れそうな所を探して、とりあえず河川敷の方へ歩く。
歩いてる最中携帯が鳴ったけど、腕が痛くて出ることが出来なかった
10分程歩いてくと
河川敷に着き、草野球か何かをしているのが見える。
とりあえずその辺に座って
ブレザーを脱いで傷の具合を見てみると、包帯を変えずに来たからかYシャツに血が滲み始めていた。
｢うわ…｣
絶対怒られるやつだ
高地先生が怒ると怖いんだよなー…
そんなことを思いながら、とりあえず携帯を見てみると
着信が10件は軽く入ってて急いで掛け直した。
｢もしもし、猪狩です｣
『猪狩!!
お前今何処いんの？』
｢すみません、えーと学校から7キロくらい離れたところにある、河川敷に…｣
『はあ！？』
そっち向かうから、着いたら連絡する
絶対出ろよ
それだけを言い残してさっさと切った高地先生はガチギレしていた。
ー明日は警察にも話を聞かれることになると思う
クラスメイトは、やっぱりあっちを擁護するのかな
｢…このまま帰らないで、逃げたらどうなるんだろ｣
?｢じゃあ逃げてみる？｣
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中月さん(プロフ) - 桃さん» レス遅れてすみません、ありがとうございます。結末はまだ分からない状況ですが気長にお待ちください！ (2018年10月17日 11時) (
レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - はじめまして！私は瑞稀担ではしみずが好きなのですが、このお話が1番好きです！ゆとそやにこれからはしみずがどのように絡んでくるのか今からとてもワクワクしています。これからも頑張ってください！ (2018年10月8日 19時) (レス) id: ea97869320 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 空さん» いえ、コメントありがとうございます!!スランプで思うように書けなくて悩んでいたので凄く嬉しく思います。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2018年8月28日 23時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
空 - はじめまして。私はまだ最近好きになったばかりでにわかと言われるほどの初心者ですがこのお話がすごく大好きです。上から目線みたいな言い方になってしまうかもしれませんが更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2018年8月28日 23時) (レス) id: b4361413e4 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます、そういってコメントは嬉しいです!楽しみに待っていてくださいね！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
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