会いたい ページ5
ー悪いけど、資料整理とかするの付き合ってくれない？
と言う高地先生の頼みで資料整理をして、結局終わったのが17時過ぎ。
夕日は既に沈み始めていた
高｢猪狩、助かった！ありがとう｣
｢お役に立てて良かったです｣
高｢あいつは叱っとくから。明後日には教室いないから安心して(笑｣
｢!!はい、ありがとうございます｣
高地先生は、担任と違ってイジメられてる俺にも優しくしてくれる。
だから押し付けられたのも、言ってないけど察したんだと思う
高｢お！今日は夕日綺麗だと思うから、興味あったら見て帰るのをおすすめするよ｣
ありがとうございます 失礼します、と再度頭を下げて足早に学校を出た
駅とは真逆の方向、見晴らしの良い場所へ、駆け足で向かっている最中もどんどん日は沈んでいく。
｢おーっ、本当だ。めっちゃ綺麗!!｣
駅から離れた、河川敷に着いて空を見上げると
濃いめのオレンジの空は、雲をも見事に染め上げていた。
せっかくの記念にと携帯で1枚だけ撮ったら、後は暗くなるまで見る。
｢作ちゃんも見てるかな｣
あ、興味ないんだっけ
でもせっかくこんなに綺麗だし、良いと思うんだけどな〜
また一緒に遊びたいかも。
(って、俺作ちゃんのことしか考えてないじゃん!!)
連絡を取ろうにも、中学の時は携帯を持ってなかった
買ったから、連絡先を聞こうと家の方に電話したら引っ越した後で繋がらなくて。
胸に大きな穴が空いたような、そんな感じ。
それは今も変わらない
作ちゃんに会いたい。
どんなに願っても会えるわけが無いのに、
辺りが真っ暗になるまでずっと作ちゃんの事だけ考えていた
気が付いた時には本当に辺りが暗くなっていて、警察の補導を受ける前に急いで駅に向かい、家路を辿った。
｢ただいま〜｣
祖父｢おかえり、遅かったな｣
祖母｢おかえり蒼弥。ご飯出来てるからお食べ｣
｢………うん、ありがとう!
ごめんね、ちょっと寄り道しちゃった｣
祖父｢友達は大切にするんだぞ蒼弥｣
暖かい目で俺を見てくれる、ばあちゃんとじいちゃん。
ー言えない、本当の事なんて。
今友達なんていなくて、イジメられてる事を
何があっても卒業まで隠し通す。
もう心配を掛けたくないから
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中月さん(プロフ) - 桃さん» レス遅れてすみません、ありがとうございます。結末はまだ分からない状況ですが気長にお待ちください！ (2018年10月17日 11時) (
レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - はじめまして！私は瑞稀担ではしみずが好きなのですが、このお話が1番好きです！ゆとそやにこれからはしみずがどのように絡んでくるのか今からとてもワクワクしています。これからも頑張ってください！ (2018年10月8日 19時) (レス) id: ea97869320 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 空さん» いえ、コメントありがとうございます!!スランプで思うように書けなくて悩んでいたので凄く嬉しく思います。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2018年8月28日 23時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
空 - はじめまして。私はまだ最近好きになったばかりでにわかと言われるほどの初心者ですがこのお話がすごく大好きです。上から目線みたいな言い方になってしまうかもしれませんが更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2018年8月28日 23時) (レス) id: b4361413e4 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます、そういってコメントは嬉しいです!楽しみに待っていてくださいね！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
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