ふざけんなよ ページ30
蒼弥side
なんで…いじめのことを知ってるの？
声を掛けられたのは昨日が初めてだし、3年生とは関わりはなかったから知られてるはずがないのに、なんで？
何処でバレた？
瑞｢…引っかかった。｣
｢え…？｣
瑞｢カマかけてみたんだよ。
1人で食べるなら教室でもいいし、煩いならもう少し近くの別の場所で食べても良いのに
一年の教室から、一番遠いこの空き教室でわざわざ食べるってことは…って思って｣
ゆっくりとこちらへ近付いてくる井上先輩に、ぐうの音も出なかった。
瑞｢ねえ、なんで言わないの？｣
ー優斗じゃ頼りない？
｢！そんな事ないです、そういう訳じゃなくて｣
瑞｢じゃあどういう事？
中途半端に巻き込まれると後々面倒だからさ、はっきりして欲しいんだよね。｣
｢いじめから、助けて欲しいわけじゃない｣
ただ、傍にいてほしいだけなんです。
そう言った瞬間、井上先輩に肩を強く掴まれて床に押し付けられた。
｢ｯた…!!｣
瑞｢そういうの、凄いムカつくんだよね｣
瑞｢彼奴をなんだと思ってんの？ストレス発散の道具？
悪いけど、優斗をそんなくだらない事に利用すんなよ｣
｢ちが、｣
瑞｢じゃあ何？｣
肩を掴む力は どんどん強くなっていく
痛い、と思うよりも先に恐怖を感じた。
言葉を間違えたら、すぐに息の根を止められそうな…そんな感覚。
｢心の拠り所に なって欲しいだけで…、他には何も望みません｣
失ったら、また新しいものを手に入れないと
そうしなければ、立ち向かえそうにないから。
(一緒に来てなんて言わないから、だから傍にいて)
瑞｢どうして優斗なの？｣
今にも泣きそうな顔をして俺を見つめる井上先輩の手は、微かに震えていた。
瑞｢優斗じゃなくてもいいじゃん、拠り所なら俺がなるし。｣
｢…彼奴が良いんです、馬鹿みたいにお人好しな彼奴が｣
よく分からないけど、
優斗じゃないと駄目だって、何故かそう思った。
瑞｢…、一つだけ約束してよ｣
ー優斗を連れて行かないで。
｢…約束します、必ず｣
俺の顔を見て、本気だと分かったのか
やっと安堵の表情を浮かべた先輩にそろそろ退いてもらおうとした
次の瞬間
教室のドアが突如として開いた。
『何してんの？
ねぇ、瑞稀』
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中月さん(プロフ) - 桃さん» レス遅れてすみません、ありがとうございます。結末はまだ分からない状況ですが気長にお待ちください！ (2018年10月17日 11時) (
レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - はじめまして！私は瑞稀担ではしみずが好きなのですが、このお話が1番好きです！ゆとそやにこれからはしみずがどのように絡んでくるのか今からとてもワクワクしています。これからも頑張ってください！ (2018年10月8日 19時) (レス) id: ea97869320 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 空さん» いえ、コメントありがとうございます!!スランプで思うように書けなくて悩んでいたので凄く嬉しく思います。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2018年8月28日 23時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
空 - はじめまして。私はまだ最近好きになったばかりでにわかと言われるほどの初心者ですがこのお話がすごく大好きです。上から目線みたいな言い方になってしまうかもしれませんが更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2018年8月28日 23時) (レス) id: b4361413e4 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます、そういってコメントは嬉しいです!楽しみに待っていてくださいね！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
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