４ 虎の噂 ページ4
敦ｓｉｄｅ
「あぁ、中島が可愛い...。」
太「ちょっとーA？さっきからそれしか言ってないけど、もしかしてそれは私に敦くんを殺させるフラグかなにか？」
「はぁ？そんな事したら私、太宰の前で死んであげる。一緒に心中が出来なくなってもいい訳ー？」
太「うーん...それは困るなぁ。」
ぞっとするような会話が聞こえてくるが、空腹感の方が勝っていたので、僕は目の前に置かれた食事を休むこと無く口の中に放り込んでいく。
頬張っている姿はリスのようだ、と言いながら恍惚とした表情をしているAさんを見ると、何だか恥ずかしい。
国「糞っ...貴様等のせいで俺の計画は今日も狂いっぱなしだ。小僧に飯を奢るなんて一筆を書いてないぞ！！」
「国木田は分かってないなぁ...。何なら、この中島の食事代、私が出してもいいよ。こんな可愛いものが見れたんだ。惜しくない。」
すると国木田さんの怒声は止まる。
長い沈黙の後、はぁと一つため息をつき答えた。
国「...いや、いい。」
太「おぉ、流石は国木田くん！！寛大な心の持ち主だ、私は君を尊敬してもしきれないよ。」
国「そう思うのならまず仕事はサボるな！！」
再び国木田さんの怒りを爆発させた太宰さんを他所に、僕はこんなにも食事を食べさせてくれた国木田さんに感謝を告げる。
すると、それまであははーと乾いた笑いをしていた太宰さんが、驚いた顔をした。
太「え、まさか...タダでご飯を食べれると思ったの？」
敦「え、違うんですか？」
太「やだなぁ、敦くん。君にはこれから少しばかり協力してもらいのだよ。」
��最近、この辺りで噂になっている《人食い虎》の話は聞いたことある？��
「あぁ、それってなか...んぐっ！！」
「はーい、Aは少し黙っててね。全く...。初めからその答えを知っていた癖に私達にも教えてくれないなんて酷いじゃないか。」
敦「と、虎...ですか。知らない...なぁ。」
��虎��という単語は、聞きたくなかった。
あれのせいで、僕は孤児院を追い出されこんな目にあったんだ...。
太「ふむ、成程ねぇ...。私に名案がある。その為には敦くん、君には少しばかり協力してもらうよ。」
敦「な、何をすればいいんですか...？」
にこりと微笑み、太宰さんは僕の腕を掴んで外へと出る。
振り返って、彼はこう言った。
太「よし、敦くん...。虎を捕まえに行くよ！！」
敦「え...えええええっ！？」
ちょっと訂正(笑)
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チキンカツ - 続きがメッチャ気になります。がんばってください(⌒∇⌒)ノ (2017年2月25日 0時) (
レス) id: 76af138a5e (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - 恵美さん» お返事遅れてごめんなさい！！ありがとうございます*(^o^)/*ゆっくりかもですが、これからも宜しくお願いします♪ (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - りゅうなさん» ありがとうございます！！ちまちまと遅い更新ですが、できるだけ頑張って行こうと思います( 'ω')b (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - 物部さん» 最初はすぐ消すかも、なんて思っていた作品が多くの人の目に留まり嬉しく思います！！これからも宜しくお願いします*(^o^)/* (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - みんさん» お返事遅れてごめんなさい！！好きと言ってもらえて嬉しいですヽ(^0^)ﾉこれからも宜しくお願いします♪ (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花梨
| 作成日時：2016年12月7日 20時
