34本目 ページ36
『今からディビジョンバトルまで、皆さんにはここ、中央区で生活してもらいます。』
ざわめく聴衆。
まあそりゃあそうだよね。
私だってさっき聞かされたんだから。
なんでも違法マイク狩りのためだって。
マイク所持者の中にはもちろん違法マイク所持者もたくさんいる。
そいつらを中央区に閉じ込めれば違法マイク狩りも効率よくなると…そういう事だそうだ。
私は見つけ次第向かわなければいけない。
弱いのはいらないからね。
『まーまー、驚くのはわかりますけど私だって今さっき聞かされたんですから。』
私は聴衆をなだめると
『ディビジョンバトルまであなた方エントリーメンバー約5千人は中央区のホテルに泊まってもらいます。』
またざわざわする。
そりゃあそうだ。
中央区のホテルと言えばどれも最高級を名乗っていいほどお金がかけられている。
そんなホテルに泊まれるなんて、男には一生できない世の中。
『宿泊代は心配しないで。私たち政府が責任をもって払います。ですが食事は朝食のみ支給。そのほかの食事は各自でキッチンを借りるなどしてつくるか、外で取ってください。』
まあこれは妥協点だろう。
さすがに5千人分の3食は無理。
『お仕事や学校は安心してください。』
私はポケットから通行手形を出す。
『中央区から出たい人はこの通行手形をお渡しします。欲しい人は私の元へ来てください。』
でも…。
『出るときは行き先、目的を私に言う事。それからもし3日以内に帰って来ない場合は政府がしらみつぶしに探します。』
決して、時間は破らないように。
そう私が微笑むとその場が凍り付いた。
『あれ。』
まあいいか。
『まあこんな感じです。質問がある方は私の元へどうぞー。ロビーにいますので。』
そう言ってステージを降りる。
あー、疲れた。
ラップ以外でマイクを持ったのはいつぶりだろう。
私がにぎにぎとマイクを握っていると。
無花果「A。」
『はい?』
無花果「監視、よろしくな。」
『はい。』
私はこの仕事を遂行しなければいけない。
だって
『もし、この仕事が終われば。』
無花果「ああ、ディビジョンバトルのほうは無理だが、個人の部のほうには出てもいい。」
『よっしゃ。』
私はガッツポーズ。
そう、バトルをする権利をもらえるのだ。
これはやるしかない。
私は決意を固めた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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こいすちょう(プロフ) - kajiyuuki0403さん» すみません。また左馬刻さんの漢字を間違えておりました。 (2019年4月19日 0時) (レス) id: 752863436d (このIDを非表示/違反報告)
kajiyuuki0403(プロフ) - 推しの名前間違えてて残念 (2019年4月19日 0時) (レス) id: 3dc43b1f51 (このIDを非表示/違反報告)
こいすちょう(プロフ) - 楓花さん» リクエストありがとうございます!幻太郎ですね!了解しました!ありがとうございます! (2019年4月17日 21時) (レス) id: 752863436d (このIDを非表示/違反報告)
こいすちょう(プロフ) - 拍流さん» ありがとうございます!リクエスト了解しました!バトルですね!リリック部分が不安ですが頑張ってみます! (2019年4月17日 21時) (レス) id: 752863436d (このIDを非表示/違反報告)
楓花(プロフ) - 初めてリクエストします。幻太郎との絡みがとてもよかったので、もっと見てみたいです!どっかに出かけてみたりとか。これからも頑張って下さい! (2019年4月17日 19時) (レス) id: e174764abd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こいすちょう x他1人 | 作成日時:2019年4月14日 18時