♯13 ページ13
家に帰ってきて何時間か経った。
頭は痛いし寒気はさっきより酷くなった。熱もある。
「ぅ…38.4℃…はぁ…」
〜♪
…電話？
誰からだろう
「…亮ちゃんだ……」
「…もしもし、亮ちゃん…なに…」
亮「熱あるの？」
いきなりそれかよ。
亮ちゃんにバレると面倒くさいからなぁ…
「…ない。」
亮「嘘吐くなよ。何度？」
分かってるなら聞くなよ！！！
「…38.4」
亮「馬鹿は風邪ひかないっていうのにね」
「君、頭おかしいんじゃない？私が馬鹿じゃないってことくらい、猿でも分かるよ」
亮「はいはい。とりあえず寝てなよ。中途半端な状態で学校来られたら俺に移るから」
「私の病原菌、全部亮ちゃんにあげる。感謝しなよ」
亮「お前の菌なんていらないよ、春市のだったら受け取るけど」
「このブラコンめっ！」
春ちゃんのこと好きすぎだろ！！
亮「桃乃のほうがブラコンじゃん」
「誰が君たち依存症になんかなるかよ」
亮「いいから寝なよ」
「亮ちゃんが電話してきたから寝れないんだよ」
亮「じゃあ切るから寝て」
「…はいはい、早く切ってよ」
本当は寂しいだなんて思ってないよ？
亮「クスッ…治したら明日かまってあげる」
「…ぜっーたい治さない」
亮「好きにすれば？治ってなかったらチョップ100連発」
治さなきゃ！！←
「…じゃあね。寝るから」
亮「クスッ…おやすみ、桃乃」
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作者名：みょん丸 | 作成日時：2017年9月18日 23時
