#42 痛み ページ43
山崎)「Aさん！？」
奉行所に戻ると、山崎君が慌てて私を手当てし始めた。
「ちょっとやられちゃってねー・・・。」
苦笑いしながら、私は肩を見せた。
山崎)「取り除かないと・・・大丈夫ですか？」
「やっぱ切らないとだめか。気合で頑張るよー。」
弾が食い込んでしまっているから、切らないと取り出せない。
歳三)「A！！」
山崎君が準備をしていると、歳三が飛び込んできた。
「おー！歳三！怪我ないのー？」
歳三)「ばかやろう！！」
私がいつものように笑って言うと、歳三に怒鳴られた。
歳三)「おまえ、なんで怪我したって言わなかったんだ！！」
泣き出しそうな顔でそう言う歳三に、私はまたニッと笑う。
「だってあの場で怪我したーって言ってもしょうがないじゃん。
それに取り除けば直るだろうし、大丈夫だよ。」
山崎)「Aさん、始めます。」
「はいよー。ほら、歳三はあっちいってな〜」
ひらひらと手で歳三を追い出し、山崎君のほうを見る。
山崎君はコクッと頷いて、私の肩に切り込みを入れ始めた。
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数時間後、なんとか弾は取り除かれた。
「ふあー痛かったー。」
山崎)「お疲れ様です。しばらくは安静にしていてください。」
「はいよー。」
包帯を巻いてもらい、私は医務室を出た。
？)「お！だんごじゃねぇか！」
広間に向かっている途中、誰かに呼ばれた。
「おぉー！新八！！・・・幽霊？もしかして幽霊なの！？」
新八)「何言ってんだ！ちゃんと足もついてら！」
二人で笑いながら、広間に入った。
左之)「新八！無事だったか。」
新八)「はっ！俺が死ぬわけねぇだろ！
が、参った参った。雨あられと鉄砲撃ってきやがって・・・
本陣に斬り込むどころじゃねぇ。部下をほとんど死なせちまった・・・」
そういって、新八は悔しそうに顔をゆがめる。
ドォォォン・・・
大きな音とともに、炎が燃えあがった。
新八)「火が燃え移ったか！！」
歳三)「・・・もう刀や槍の時代じゃねぇってことだな。
ここは撤退だ！！だが、負けたわけじゃねぇ。
この借りは必ず返してやるからな・・・！！」
悔しそうな顔をする歳三に私は心を痛めた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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奈智(プロフ) - 刹那さん» なんと嬉しいお言葉！！全然神じゃないですよ。でも、ありがとうございます！ (2012年4月23日 22時) (
レス) id: 2ade8b55b3 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 神ってます。ｗ (2012年4月23日 21時) (レス) id: 7528815b55 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - トリュフさん：気に入っていただけてよかったです！頑張ります☆ (2012年3月24日 18時) (レス) id: b3e6fc6097 (このIDを非表示/違反報告)
トリュフ(プロフ) - こういうカップル可愛くて好きです♪ 更新頑張ってください！！ (2012年3月24日 17時) (携帯から) (レス) id: b9cdd8fb73 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - レインさん：投票ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです♪頑張ります☆ (2012年3月21日 22時) (レス) id: a230726b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈智 | 作成日時：2012年3月10日 16時
