#40 負傷者 ページ41
無事平助も新選組に戻って、一ヶ月ほど経ったころ。
薩長両藩は本格的に軍備を整え、京へ軍隊を集結させていた。
新選組は伏見奉行所に入り、戦闘に備えていた。
山崎君)「Aさん!お手伝い願えますか!?」
「え?どしたの?」
山崎)「近藤さんが・・・!!」
部屋で戦闘に備え、武器を研いでいると
山崎君が慌てた表情で飛び込んできた。
「!!近藤さん!!」
山崎君についていくと、そこは医務室で
肩を血だらけにし、荒い息をしている近藤さんがいた。
山崎)「血が止まらない・・・焼きます。」
山崎君の判断に、私は近藤さんの身体押さえる。
左之と一も足元をがっちりと押さえた。
ジュウウウという焼ける音と
皮膚の焼けた匂いに、吐き気を覚える。
山崎)「よし。これでしばらくは・・・」
山崎君の言葉に、みんなほっとした顔をした。
「・・・・」
私は黙ってその場を出た。
・
・
・
「・・・遅かった。」
総司が部屋の外で話しを聞いていたことに気づいたから
総司の部屋にやってきたが、一足遅かった。
私は袴のまま外へ飛び出した。
「総司!!」
町の小路で倒れている総司を見つけ近寄ると
肩とお腹を撃たれていた。
幸い血は近藤さんほどひどく出ていない。
私は総司をおぶって、屯所へ走った。
・
・
山崎)「沖田さん!?」
医務室へ入ると、みんなが総司を見て驚く。
歳三)「話を聞いてたのか・・・」
私が総司を布団へ寝かせると、山崎君が弾を取り除き始めた。
「血はそこまで出てないし、急所じゃないから大丈夫とは思うけど・・・」
歳三)「そうか・・・。すまなかったな、A。」
十二月二十日。
近藤さんと総司は大阪にいる松本先生のところへ護送された。
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奈智(プロフ) - 刹那さん» なんと嬉しいお言葉!!全然神じゃないですよ。でも、ありがとうございます! (2012年4月23日 22時) (レス) id: 2ade8b55b3 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 神ってます。w (2012年4月23日 21時) (レス) id: 7528815b55 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - トリュフさん:気に入っていただけてよかったです!頑張ります☆ (2012年3月24日 18時) (レス) id: b3e6fc6097 (このIDを非表示/違反報告)
トリュフ(プロフ) - こういうカップル可愛くて好きです♪ 更新頑張ってください!! (2012年3月24日 17時) (携帯から) (レス) id: b9cdd8fb73 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - レインさん:投票ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです♪頑張ります☆ (2012年3月21日 22時) (レス) id: a230726b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈智 | 作成日時:2012年3月10日 16時