検索窓
今日:19 hit、昨日:0 hit、合計:46,624 hit

#40 負傷者 ページ41

無事平助も新選組に戻って、一ヶ月ほど経ったころ。

薩長両藩は本格的に軍備を整え、京へ軍隊を集結させていた。

新選組は伏見奉行所に入り、戦闘に備えていた。


山崎君)「Aさん!お手伝い願えますか!?」

「え?どしたの?」

山崎)「近藤さんが・・・!!」

部屋で戦闘に備え、武器を研いでいると

山崎君が慌てた表情で飛び込んできた。

「!!近藤さん!!」

山崎君についていくと、そこは医務室で

肩を血だらけにし、荒い息をしている近藤さんがいた。

山崎)「血が止まらない・・・焼きます。」

山崎君の判断に、私は近藤さんの身体押さえる。

左之と一も足元をがっちりと押さえた。

ジュウウウという焼ける音と

皮膚の焼けた匂いに、吐き気を覚える。

山崎)「よし。これでしばらくは・・・」

山崎君の言葉に、みんなほっとした顔をした。

「・・・・」

私は黙ってその場を出た。










「・・・遅かった。」

総司が部屋の外で話しを聞いていたことに気づいたから

総司の部屋にやってきたが、一足遅かった。

私は袴のまま外へ飛び出した。

「総司!!」

町の小路で倒れている総司を見つけ近寄ると

肩とお腹を撃たれていた。

幸い血は近藤さんほどひどく出ていない。

私は総司をおぶって、屯所へ走った。







山崎)「沖田さん!?」

医務室へ入ると、みんなが総司を見て驚く。

歳三)「話を聞いてたのか・・・」

私が総司を布団へ寝かせると、山崎君が弾を取り除き始めた。

「血はそこまで出てないし、急所じゃないから大丈夫とは思うけど・・・」

歳三)「そうか・・・。すまなかったな、A。」


十二月二十日。

近藤さんと総司は大阪にいる松本先生のところへ護送された。

#41 罠→←#39 内紛


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
34人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 , 奈智 , 土方歳三
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

奈智(プロフ) - 刹那さん» なんと嬉しいお言葉!!全然神じゃないですよ。でも、ありがとうございます! (2012年4月23日 22時) (レス) id: 2ade8b55b3 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 神ってます。w (2012年4月23日 21時) (レス) id: 7528815b55 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - トリュフさん:気に入っていただけてよかったです!頑張ります☆ (2012年3月24日 18時) (レス) id: b3e6fc6097 (このIDを非表示/違反報告)
トリュフ(プロフ) - こういうカップル可愛くて好きです♪ 更新頑張ってください!! (2012年3月24日 17時) (携帯から) (レス) id: b9cdd8fb73 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - レインさん:投票ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです♪頑張ります☆ (2012年3月21日 22時) (レス) id: a230726b7a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:奈智 | 作成日時:2012年3月10日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。