#39 内紛 ページ40
屯所に戻ってくると、すごく静かだった。
どうやらみんなもう出発しているようす。
？)「おかえり、だんごちゃん。平助。」
声がして振り返ると、そこには総司がいた。
「総司！みんなは？」
総司)「左之さんと新八さんは御陵衛士と事を構えにいったよ。
近藤さんと土方さんは伊東さんを会合に誘いに行った。」
平助)「・・・・」
総司の言葉を聞いて、平助は俯く。
「そっか。総司は留守番？」
総司)「うん。僕はここを守れって言われちゃった。」
ムスッとしながらそう言う総司。
「・・・平助、迷いがあるならここ追い出すよ？」
平助)「・・・ごめん。もう迷わねぇ。
いつまでも迷ってたら、前に進めねぇもんな。」
「しっかりしろよ！」
バシッと背中を叩くと、平助は苦笑をしながら咳き込んだ。
「私は左之たちの様子を見てくる。
どこ行ったかわかる？」
総司)「油小路だよ。」
総司の言葉を聞いて、私は口元を布で隠す。
(山崎君みたいな感じね。)
「じゃ、屯所は頼んだよ。」
そういって、私は油小路に向かって走り出した。
・
・
・
新八)「うらぁあ！！」
左之)「くそっ！キリがねぇ！！」
油小路では、新八と二番隊数名と
左之と十番隊数名が衛士が戦っていた。
けれど、衛士は数が多いらしく二人は苦戦している。
左之の後ろから斬りかかろうとした衛士の一人を
私はバッと飛び出して斬り倒した。
左之)「だんご！」
「平助なら、連れ戻したよ。」
新八)「ほんとか！？」
私の言葉を聞いて、二人は顔つきを変えた。
左之)「んじゃあ、思う存分暴れるとするか。」
新八)「だんご、遅れるなよ！」
「少なくとも、二人よりは速さあると思うけどね〜。」
本来なら私のいる場所は平助の居場所だけど、今回は私が代わり。
？)「すまない。遅くなった。」
衛士が一人斬られ、そこから現れたのは一。
ここから、新選組の反撃が始まった。
この戦いが、新選組最後の内紛
「油小路の変」だった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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奈智(プロフ) - 刹那さん» なんと嬉しいお言葉！！全然神じゃないですよ。でも、ありがとうございます！ (2012年4月23日 22時) (
レス) id: 2ade8b55b3 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 神ってます。ｗ (2012年4月23日 21時) (レス) id: 7528815b55 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - トリュフさん：気に入っていただけてよかったです！頑張ります☆ (2012年3月24日 18時) (レス) id: b3e6fc6097 (このIDを非表示/違反報告)
トリュフ(プロフ) - こういうカップル可愛くて好きです♪ 更新頑張ってください！！ (2012年3月24日 17時) (携帯から) (レス) id: b9cdd8fb73 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - レインさん：投票ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです♪頑張ります☆ (2012年3月21日 22時) (レス) id: a230726b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈智 | 作成日時：2012年3月10日 16時
