薄桜鬼〜I wish happiness be always with you〜

#31　悪いのは ページ32

総司)「なーんだ。
僕はてっきり土方さんがだんごちゃんを襲ったのかと思いましたよ。」

その日の晩ご飯中に、「勘違いだ」と教えると

総司はがっかりしたような、でも満足したような顔をした。

「私が歳三如きに襲われるわけないでしょ。
そのまえにあの世に送ってやる。」

平助)「・・・だんご、恐ろしいこと言うなよ・・・。」

私の言葉に、平助は顔を青ざめる。

総司)「まぁでも隊士たちも大騒ぎしてましたし
おもしろかったから満足ですよ。」

歳三)「総司！おまえのせいでとんだ迷惑だ！！」

歳三の怒鳴りに、総司はケタケタ笑う。

総司)「何言ってるんですか。
土方さんがあんな勘違いされるようなことするからじゃないですか。」

歳三)「俺のせいじゃねぇだろうが！！
Aが勝手に潜り込んできたんだ！！」

左之)「なぁ、だんご。
なんで土方さんの布団に潜り込んだんだ？」

歳三と総司が言い合いをしているのをよそに

左之がこそっと私に聞いてきた。

「なんでって・・・寒かったから。」

平助)「そんな理由でこんな騒ぎ起こしたのか！？」

平助の言葉に、私はギロッと睨みを入れる。

「あのねぇ。騒ぎを起こしたのは総司でしょ。
私は寝てただけ！！」

総司)「騒ぎを起こしただなんてひどいなぁ。
僕は真実を言っただけだよ。」

「勘違いを言いふらしただけのくせに。」

そこで会話は途切れ、その場にはなんともいえない空気が流れる。

総司)「・・・まぁ、とにかく。
土方さんが悪かったってことで。」

土方)「はぁ！？」

「うん。私もそれに納得。」

土方)「え！？」


左之)「(どんな締め方だよ・・・)」

一)「(副長はやってない。副長はやってない。
副長はやってない。副長はやってない。副長は・・・)」←

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