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#2 一面 ページ3

「歳三〜。」

副長室の前で名を呼ぶとガラッと襖が開く。

歳三)「何の用だ。」

「べっつに〜。不機嫌そうな顔してたから来てやったんじゃん。
ありがたく思え!」

私がそう言うと、歳三ははぁーとため息をつきながら

再び中へと戻っていく。

私も中に入って、歳三の横に座る。

歳三)「巡察行くんじゃなかったのか。」

明らかに不機嫌そうな顔でそういう歳三。

こいつが素直になる日はくるのだろうか・・・・。

「歳三が行くなって言ったから、断ったんじゃん。」

歳三)「俺は勝手にしろといったんだ。
誰も行くなとは言ってねぇ!」

「ふーん・・・」

私はジーッと歳三の顔を見る。

するとみるみるうちに顔が赤くなってきて

バッと私のほうに振り返った。

歳三)「ジロジロ見てんじゃねぇ!!
やりづれぇだろうが!」

「じゃあ正直に言えば?
行ってほしくなかったですってさ。」

私はニヤニヤしながらそう言う。

そう。

私はいわゆるドSというヤツで

ツンデレの歳三をしょちゅういじめてる。

まぁ、素直になられたらいじめがいがなくなるというものだ。

歳三)「〜〜〜ッ!あぁそうだ!
総司と巡察なんか行ってほしくなかった!!」

「はい、よくできました〜。
んじゃ仕事手伝うとするか。」

歳三の素直になる一面を見て

私は栄養補給してるのかもしれない。←

筆を持ち、私も書類を書きはじめた。

「私最近、書類書く仕事しかしてない気がする・・・
他の仕事ないの?」

私は筆を休めず歳三にそう聞く。

できれば私もこれ意外の仕事がしたい。

いいかげん飽きたしね。

歳三)「ねぇから書類書いてんだろうが。
山崎も最近は医療に専念してる。」

「ふーん。」

山崎君は忠実な子だし、やれっていわれたらなんでもやりそう。

「ま、ないもんはしゃーないか。
それに、書類書いてる間は歳三と一緒にいれるしね。」

歳三)「そ、そうだな・・・」

こんな一面が見れるのも

私の特権かもしれない。

#3 かわいそう→←#1 あだ名


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奈智(プロフ) - 刹那さん» なんと嬉しいお言葉!!全然神じゃないですよ。でも、ありがとうございます! (2012年4月23日 22時) (レス) id: 2ade8b55b3 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 神ってます。w (2012年4月23日 21時) (レス) id: 7528815b55 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - トリュフさん:気に入っていただけてよかったです!頑張ります☆ (2012年3月24日 18時) (レス) id: b3e6fc6097 (このIDを非表示/違反報告)
トリュフ(プロフ) - こういうカップル可愛くて好きです♪ 更新頑張ってください!! (2012年3月24日 17時) (携帯から) (レス) id: b9cdd8fb73 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - レインさん:投票ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです♪頑張ります☆ (2012年3月21日 22時) (レス) id: a230726b7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈智 | 作成日時:2012年3月10日 16時

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