【殺戮の天使】殺人鬼たちに愛された末路。9 (ページ9)

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[第37話] 神の目ページ9

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ｻﾞｯｸ｢なんでテメェがここにいる！｣
『ちょｯ…暴れないで、大声出さないで…ッ！』

___ｺﾂ､ｺﾂ…

神父様がおそらく近づいてきているのだろう、足音が聞こえる。

ｻﾞｯｸ｢落とす気かよ、

ク……ソ…ｯ｣

ｸﾞﾚｲ｢夢女・ルミエール、そのまま持っていなさい。｣
『は、はい…ッ』

__ｸﾞｯ

ザックの腕に神父様の手が周り、ザックを引き上げた。

『いぃいい…疲れたァァ…
ありがとうございます…神父様…』
ｻﾞｯｸ｢……なんで助けた？｣
ｸﾞﾚｲ｢なに。
そう簡単に終わってしまっては少しつまらないと思ったのでな…
私の忠告も聞かず、ナイフを突きつけたあの少女は
…

レイチェル・ガードナーは今、ダニーと共にいるのだろう？

そして今、お前はあの少女を取り戻したくて動いているのではないか？｣
ｻﾞｯｸ｢それがどうした。
なんの用があんだよ。｣

ｸﾞﾚｲ｢ふむ…ザック。
お前もこのようなことで感情を使うようになったのだな。｣
ｻﾞｯｸ｢なにがおかしいんだよ、すかして笑ってんじゃねぇよ！｣
ｸﾞﾚｲ｢あぁ、悪い……
馬鹿にしているわけではないのだ。｣

ｻﾞｯｸ｢だったら｣
ｸﾞﾚｲ｢いや、ただな。
なぜお前が"こうなったのか"を知りたいのだ。｣
ｻﾞｯｸ｢あぁ！？
こうなったってなんだよ！
ここの奴らはこれだから嫌なんだよ！｣

まぁ、ザック以外の皆は頭は使うものね…
ただザックが短期でお馬k…

ｻﾞｯｸ｢おい、なにか考えただろ。｣ｼﾞﾛ…
『いえ、とんでもない。』

野生の勘ってやつか…これが。

ｻﾞｯｸ｢そん中でもお前が一番わかんねぇ！
なんなんだよ！ちゃんと説明しろ！｣

ｸﾞﾚｲ｢ふむ…そうだな、ザック。
お前にはややこしいことは似合わぬが____

少し、説明しようか。｣

ｸﾞﾚｲ｢____私は幼少期より、神を信仰する人々をこの目で見ていたのだ。
それは美しくもあり、…盲目的で醜くもあった。

時に人々は神を"認めたくないものを糾弾するための道具"に使い___…

そして……自分勝手に神の像を振り回す。

私はつねづね疑問だった。
その人々を見て、神は真にどのように思うのだろうか。｣

ｻﾞｯｸ｢……

はぁあ？｣
ｸﾞﾚｲ｢少しは大人しく話を聞いてはどうだ？
お前は素直だが…そういう思慮に欠けている。｣
ｻﾞｯｸ｢うっせぇ！
意味わかるように説明しろって言ってんのに全然わかんねぇからだろ！｣

なんと横暴な…

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