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ザック「……そうか、俺は殺したくて仕方ねぇよ!!」
レイ「ごめんなさい…
ザックにつまらない私を殺させてしまうね。」
ザック「あぁ、本当だ…!
クソみてぇな気分になるだろうよ!!
撃つなら撃てって言ってんだろ?
この距離なら間違いなく当たるんだ!」
ザックは銃を持っている私の手を持ち、銃口を自分の胸に当てた。
それでも、私は撃たない。
レイ「…」フル…
レイ「何度聞いても答えは同じ。
私は、ザックを撃たない。」
___カラン。
私は銃を床へと落とした。
ザック「はははは、この状況で何言ってんだか。
…そうか、お前は今も死にてぇんだったな。」
レイ「そうだけど違う。
……これは私の意志。
ザックに殺されるのはいい。
でも…あの女…
あの女の思いどおりになんかさせたくない。
動きたくない。
だって、私もザックも…道具じゃない。
……殺すのも、殺されるのも…
ザックと私の意志だよ。」
ザック「…ははははははっ!
今になってちょっと面白いこと言ってんじゃねぇーよ!!
あぁ、もう我慢できねぇ……!
なぁ、せめて笑ってみろよ!!今!!!」
レイ「_____…」
ザック「……へたくそ。
ほんと目が死んでんだよ、お前は。
でも、な。
それが本物になったら____最高だ。
……そのお前を殺す想像しただけで俺は誰よりもいい顔になれるぜ?」
『ザック…!』
ザック「…悪ィな、夢女。
自分で自分をやっちまえるくらいにはなぁ!!!」
_____ ザシュッッ
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春猫(プロフ) - もちもちさん» もちもちさん、コメントありがとうございます!頑張ります! (2020年11月14日 20時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - 面白いです!これからも投稿頑張って下さい! (2020年11月14日 17時) (レス) id: 605db3ee9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春猫 | 作成日時:2020年11月11日 7時