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医務室のドアが開き、与謝野さんが顔を出す。
与「目覚めたよ。」
国「聴取はできそうですか?」
与「ああ、問題ない。」
敦「……大丈夫…?」
敦君と国木田さんがベットの傍らで
鏡花を見ている。
だが鏡花は2人を無視している…そして…何故か
私の方を見ている……
何故…????
敦「ええっと…ここは探偵社の医務室だよ。
具合は、どう?」
鏡「………」
敦「…僕達のこと…覚えてるよね?」
鏡「…………」
国「娘、黒幕の名を吐け。」
敦「………」
貴(……絶対…電話の向こうで話してた方と…思う)
敦「……」
国「ポートマフィアの部隊はウワバミと同じだ、頭を潰さん限り進み続ける……」
国「答えろ……お前の”上”は誰だ?」
敦「く……国木田さん………」
貴『……』
鏡「橘堂の湯豆府」
敦「……ユドウフ?」
鏡「おいしい」
国「…食わせろ……と云う事か?」
鏡「食べだら話す。」
敦「なあんだ。良いよ、それくらい。」
国/貴「『…!?』」
国「って!お前……」
貴『……私は……知らない……。』←
敦「え?」
膳の上の鍋で湯豆府が湯気を立てている。
もぐもぐと、
旺盛な食欲で豆府を食べ続ける鏡花。
無表情にお茶を飲む私と国木田さんが横目に見れば___
メニューの値段を見てショックを受ける敦君。
貴(……ご愁傷さま…。)←
鏡「……貴方も……食べる…?」
貴『……へ…?』
そう鏡花は私を見て言ってきた…。
私?っと自分に指をさして聞いてみると頷た。
貴『…あ…ありがとう…???』
そう言うと湯豆府を小皿に分けてくれた…。
国木田さんと敦君にも頭の上にクエッションマークがあがっていた。
私はそんなに鏡花の食べている所を見ていただろうか??
そんな事を考えながら、1口、食べてみた…
貴『……お、おいしい……。』
鏡「……良かった……おかわり。」
敦「!!……国木田さん……。」
国「俺は払わんぞ。」
敦「トホホホホ………。」
中居「お客様は何にいたしましょう?」
敦「……水で。」
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愛(プロフ) - 私的にも入れて欲しいです… (2019年11月14日 20時) (レス) id: ea32224a8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁月 いつき | 作成日時:2019年10月25日 22時