懺悔 ページ37
｢･･････もうしわけ、ありません。｣
青ざめた顔で、七種は土下座をした。
｢いや、顔上げて。悪いのは100％やった奴らだから。｣
Aは七種に駆け寄ると優しく体を起こさせた。
｢ふん、気安くAに近づいておいて、こんなことに巻き込んだんだ。土下座じゃ足りないね！｣
斎宮は、眉間に皺を寄せそういった。
｢A。怪我はない？｣
横で大人しく話を聞いていた乱も、心配げにAを見た。
｢･･････猊下はなんと？｣
｢英智は、全力で犯人を割り出すって。｣
Aはにこりと笑って七種の頭を撫でた。
｢あんたも恨み買いまくりで大変だね。｣
�犹笋�守ってあげるからね��
数年前に聞いた彼女の言葉を思い出した。
｢･･････殺されるのを覚悟で、猊下の所へ行きます。情報戦は得意分野です。ましてや、うちの生徒とあらば、30秒で片付けてみせます。｣
怒りと恐怖で小さく震える七種の腕をAは掴んだ。
｢･･････む、無理はしないでね？｣
酷く傷つけられたのは自分であるくせに、本気で自分を心配するAに、七種は泣きたくなった。
｢死んで詫びても足りませんよ･･････貴女をここまで傷つけてしまうなんて･･･｣
話していて、息がうまくできなくなってきた。
七種は、正門に2台の車を呼びつけ、1台に自分が乗り込み、もう1台には斎宮とAを押し込み、斎宮邸までおくらせた。
｢A、帰ったらシャワーを浴びて、ゆっくりバスタブに浸かるといい。影片に湯を沸かしておくように言ってある。そうして、温かいビーフシチューを食べて、今夜はゆっくり寝よう。｣
｢･･･宗くん、私がビーフシチュー好きなのいつ知ったんですか？｣
｢･･･羽風に教えて貰ってね。彼、よく女の子を口説いてるから、もしかしてと思ってね。｣
｢うわ〜確かに言ったわ。薫に好きな食べ物･･･｣
車の中で、斎宮はAの手を離さなかった。
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巣ガモ(プロフ) - お師さんのクロワッサンさん» お師さん好きの方にそう言って頂けて嬉しいです！コメントありがとうございます。 (2019年6月10日 7時) (
レス) id: b191e7971f (このIDを非表示/違反報告)
お師さんのクロワッサン - あ"あ"あ"！！！お師さん好きの私にはたまらない作品です！！！これからも応援してます！頑張ってください (2019年6月9日 22時) (レス) id: e5f344db99 (このIDを非表示/違反報告)
巣ガモ(プロフ) - るもいさん» ありがとうございます。コメント励みになります！ (2019年5月26日 14時) (レス) id: b191e7971f (このIDを非表示/違反報告)
るもい(プロフ) - とても内容がよくて、最初から一気読みしてしまいました！更新楽しみにしています！ (2019年5月26日 0時) (レス) id: c365e10257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巣ガモ | 作成日時：2019年5月20日 18時
