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忍「あ、お前って魂状態だっけ。」



さすが忍、理解が速い。



私は忍に抱かれ、書斎に入った。




忍「ほら、立花を呼んだぜ。」

若「“呼んだぜ”って言われてもなぁ…本当にアーヤか?」



ムッ、失礼しちゃうっ!


私は正真証明の立花彩ですっ!




プンスカ怒ってるんだけど、声が出ないから伝わらない。


イライラしたから思いっきり空を舞ってやった。






忍「ふは、立花は若武に怒ってるみてぇだぜ。」



翼「七鬼、立花と話せてんの?」


忍は当たり前だろ、ってドヤ顔になった。



小「羨ましい…僕もアーヤと話したい」





私もだよ。


伝わるように今度は、小塚君にすり寄った。





上「おぉ、好意的じゃん。」






小「……プニプニしてる。どうなってるんだろ。」





私は、ハッとして慌てて小塚君から離れる。



小「シャーレとかピンセット、用意しとけば良かった…」







や、やめてよね!





次は、一番安全であろう、黒木君の元へ。







黒「アーヤ、元気だった?」





コクコクと頷いている、つもり。







黒「そう。なら、良かった。」



良かった、伝わったみたい。


……にしても、黒木君の顔が近いっ!




艶やかな瞳に見つめられ、ドキドキする。




黒木君なら、幽霊でもオトせるんじゃないかなぁ。








……体が、というか魂が、引っ張られているように上へ上がっていく。






忍「もう、時間だ。ごめんね、俺もっと修行するから。」









ん、ありがとう。



無理はしないでね。









曇天の中、私は戻っていく。









大好きだよ、皆。









どうか、皆に伝わりますように。

作者より。→←曇天の中



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通行人A - 虐待をネタにしないでください。虐待経験のある自分からすると物凄く不愉快です。病気もそうです。 (6月18日 12時) (レス) id: 05d80f8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
lovesea - 感動でした!! 今度は、アーヤが生きていてほしいです。あと、私は上彩推しなので、この二人中心だと嬉しいです。 (2020年10月6日 14時) (レス) id: cd2f91d5b2 (このIDを非表示/違反報告)
花桜L - ゆづづんさん» ありがとうございます!スピンオフ書くので、そちらも是非楽しんでくださいな♪ (2019年12月8日 9時) (レス) id: 4c799f114d (このIDを非表示/違反報告)
ゆづづん(プロフ) - 面白かった!お疲れ様でした! (2019年12月7日 20時) (レス) id: 566d442984 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いえいえ、これからも楽しみにしてます!頑張ってください!! (2019年12月7日 11時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花桜L | 作者ホームページ:http://uranai:nosv.org/u.php/hp/elu  
作成日時:2019年4月15日 15時

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