赤ちゃんのようだった ページ5
私は彩ちゃんの心の中に入った。
風「彩ちゃん、行こう。」
彩「誰?」
彩ちゃんの声は弱々しかった。
まるで、何かに怯えてるよう。
風「私は、風子。桜の木の・・・妖精。」
妖精って言った方が話が進むと思った。
彩「風子さん・・・私ね帰りたくないの。もとに世界に。」
彩ちゃんの声は哀しそうだった。
こちらが「どうして?」と言うことを拒否するみたいに。
彩ちゃんは、ここで口をつぐみ__私も黙った。
沈黙の静かな時間が流れた。
その沈黙を破ったのは私だった。
風「男の子たちが待ってるのに?」
彩「男の子?」
風「そう。6人のカッコイイ男の子が毎日お見舞いに来てるわ。」
彩ちゃんは驚いたようだった。
うん、これは戻ってくれる!男の子たちも喜ぶわね!
彩「お見舞いに来たら・・・どうするの。大変だよ・・・。」
風「何が大変なの?」
彩「皆、学校とか塾とか習い事とかあるのに・・・。私のせいで迷惑かけちゃった。」
彩ちゃんは慌てている。
そんなに迷惑をかけたくないのかな。
彩「もしも皆の成績とかが下がったら、私が悪いよね。私が悪いんだ。」
風「彩ちゃんは悪くないよ。」
すると彩ちゃんはニッコリ微笑んだ。
これでやっと・・・戻ってくれるかな。
でも、彩ちゃんが発した言葉にビックリ!
彩「私を産んだ母が悪いんだね!」
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アーヤはこんな考え方ではないけど・・・。
ゆ・る・し・て!
初のシリアス・・・こんなので良いのかな?
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通行人A - 虐待をネタにしないでください。虐待経験のある自分からすると物凄く不愉快です。病気もそうです。 (6月18日 12時) (レス) id: 05d80f8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
lovesea - 感動でした!! 今度は、アーヤが生きていてほしいです。あと、私は上彩推しなので、この二人中心だと嬉しいです。 (2020年10月6日 14時) (レス) id: cd2f91d5b2 (このIDを非表示/違反報告)
花桜L - ゆづづんさん» ありがとうございます!スピンオフ書くので、そちらも是非楽しんでくださいな♪ (2019年12月8日 9時) (レス) id: 4c799f114d (このIDを非表示/違反報告)
ゆづづん(プロフ) - 面白かった!お疲れ様でした! (2019年12月7日 20時) (レス) id: 566d442984 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - いえいえ、これからも楽しみにしてます!頑張ってください!! (2019年12月7日 11時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花桜L | 作者ホームページ:http://uranai:nosv.org/u.php/hp/elu
作成日時:2019年4月15日 15時