こころが苦しいということ ページ28
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神山side
"そのとき "は、
確実に近づいていた。
"…笠波さんって、今ステージ上ですか "
いつも通り始まったLIVE。
スタート前、流星とA何の話してたんやろってちょっと思ってたけど、ステージに向かってきた2人とも変わらずの様子やったから特に聞くことも無く。
もう気づけば、LIVEの折り返しくらいまで来てた。
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…そんなときに、いつもは裏で控えているはずのお医者さんがバックヤードまで入って来て。
仙台のお医者さんは女性の方やった。
本木｢そうですけど…何かありますか？｣
医師｢…いや。…何分くらいで戻ってきます？｣
今裏にいるのは俺と流星とのんちゃんと�陲舛磴鵝�
みんな、自分の準備しながらも遠目で様子を伺ってた。
スタッフ｢早くて次の着替えのときなので、、あと7分半ですかね｣
7分半、 そう呟きながら眉をひそめた先生。
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小瀧｢なに、なんかあったん、、？｣
神山｢……わからん。｣
…なんか、嫌な予感がした。
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Aの今の様子が見たいとモニターを確認しに行く先生。
自然と、そこに注目が集まった。
医師｢…元気そうですよねぇ、なんでだろなぁ、、｣
神山｢……なんかあったんすか、｣
ちょっと気になりますって、先生が見せてくれたもの。
…それは、Aの心電図。
心臓の周りに小さな機械を付けて、状態をリアルタイムに確認出来るやつで
Aはこの期間中、ずっと付けてる物やった。
その波形とモニターに映るAを交互に見ながら先生が呟く。
医師｢…これ。ここから波形変わってるんです。
この波形が間違ってないとするなら、｣
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その言葉は、脳を直撃したように響いた。
神山｢………ぇ、？｣
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"…笠波さん、2分前から発作起きてます。"
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神山｢…っえ、ちょ、ちょっと待って｣
スタッフ｢っあと15秒ですっ！神山さん藤井さんステージ向かってください、｣
LIVEは止まってはくれない。
何があっても、俺らは出続けなきゃいけない。
動かない身体、理解できない言葉、
そんなのを置き去りにして流星と階段を駆け上がった。
流星｢…嘘やろ、｣
明かりがつく直前、焦って言葉が止まらない俺と対照的に、
静かに一言だけ呟いた流星。
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…その目は、ステージの1番遠くを見つめてた。
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カステラ - 更新がんばってください！楽しみにしてます！！ (2022年8月20日 16時) (
レス) @page30 id: 35d44de055 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2021年2月20日 22時) (レス) id: fda162ab92 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - 更新楽しみにしています！ 大好きです！！ (2020年10月10日 18時) (レス) id: a7fb3732e1 (このIDを非表示/違反報告)
sora142863(プロフ) - この話ほんとに好きです！更新楽しみに待ってます！ (2020年9月18日 20時) (レス) id: 36c9dca5ef (このIDを非表示/違反報告)
しろくまあいす(プロフ) - 更新されたのは知っていたんですが、なかなか読みに来れずやっと読めました。もう一回最初から読み直してみてやっぱりこの話好きだぁーってなりました。 (2020年7月30日 19時) (レス) id: 77a6dd3cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しんば | 作者ホームページ：http://shinba!!!!!!!
作成日時：2019年2月22日 20時
