異「え…………皆、一体どうしt」炉「わわっ……倒れちゃった!?第50話ですっ」 ページ6
異「うーん……りーちゃん居ないなぁ」
さっきからりーちゃんの姿を捜して奔走しているんだけど、どうも見つからず。
炉「ですね………どこ行っちゃったんだろ、凛姉」
炉杏さんもやっぱり不安そうだ。ここは早く見つけてあげるべきでは…………って、アレ?
なんか今、皆の声がしたようなしてないような←
そう思い、辺りを見渡す。
見渡して、見えた光景。それは。
異「………あれって………!!」
見えたのは、案の定皆の姿。なんか、倉庫?空き家?みたいなとこから出てくるのが見えた。
異「皆!!」
僕は窓から顔を出して、大声で叫んだ。廊下を歩く人達に奇異の目で見られるが、気にしない。
でも。
異「…………え」
返事無し。
あれだけ人が居るわけだし、しかも何度も声を聞いている部員なのだ。いくらなんでも気付かない筈が……
僕は咄嗟に、校舎を飛び出していた。
†+†+†+†+†
異「うーん、確かこの辺だった気がすんだけどな……」
僕は、あの空き家っぽいのを目指して走っていた。
いつの間にか炉杏さんを置いてきていたが、それを気にしている余裕はなかった。
異「皆は?何処だ…………」
そう呟きながら再度辺りを見渡すと、皆の姿が見えた。
異「皆!!聞こえる?僕だよ!」
だが。
鴉「…………えっと、貴女、誰かしら?」
まるで僕のことを覚えてないとでも言うように、鴉杞姉が首を傾げ言う。
異「…………え、異月、だけど!?どうしたの皆」
混乱する僕。更にそれに追い討ちをかけるように、
薔「…………初めまして。ボク達今大事な偵察中だから、邪魔しないでくれる?」
薔汰も、僕のことを忘れてる……!?
他の皆も、こちらを怪訝そうに見つめてる。
僕は、絶望に苛まれ、舌を噛む。
何故、何故こんなことに!?
刹那、舌を強く噛みすぎたのか、頭がくらくらして、よろける。
後ろから足音が聞こえてくるが、その足音すら、だんだん聞こえなくなってきて。
僕は意識を、手放しそうになる。
その前に辛うじて、呟いた。
異「″カルトゲーム″」
そして、意識は飛んだ。
†+†+†+†+†
炉「異月さん!異月さん!?」
遅れて追い付いた私は、倒れている異月さんの肩を揺さぶる。だが、一向に起きる様子はなくて。
炉「……どうしよ……」
その時、異月さんが何かを言った。
よく聞こえなかったけど、確かに言った。
「″…………ぜってー許さない″」
と。
†+†+†+†+†
シリアス。ことりぱすっ
炉「第51話ですよー。」異「ちょ、それ僕の出番っ!」→←胡「第49話だそうですけど…」夜「ちょーっと成敗しようか?」
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作者名:華瀬咲來 & +琴凛.*♪ x他2人 | 作者ホームページ:http:
作成日時:2015年9月13日 18時