運命の炎の糸-3-【白ひげ海賊団】 (ページ22)

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これが船長さん

これが医者のマルコさん

これは…誰だっけ

「その人は料理人のサッチさんよ。アイリンが毎日食べてるご飯もその人が作ってくれてるの」

『この人が……』

「でもその人には気をつけなさいよー？あの人女好きだから！アイリンみたいな可愛い子すぐ狙われちゃうわよ！」

『えっ』

「あーごめん！大丈夫よ！？そんな取って食ったりする人ではないから！それに私たちが守ってあげるから安心しなさい！！」

『この人…こども？私と同じくらい…？』

「あぁ、ハルタさんね。あの人童顔だけど年は意外と上だったような…何歳だっけ？」

周りのナースもうーんと頭をひねらすばかりで誰もその年齢を知る人はいなかった。

年齢不詳…でもどちらにせよ、隊長さんたちの中では歳は近い方なのではないだろうか。

あ

『この人、女の人？』

「ふふ…そう見えるわよね。私も初めて会った時は驚いたわ。あんまりにも美人で。

でもその人は男の人よ。彼はイゾウさん。

あまり見ない格好をしているでしょう。髪型も着物もワノ国っていうイゾウさんの出身の国のものなんだって」

『男の人なんだ…！』

この人も若そうに見える。
私よりはずっと年上だろうけど20代とか…？

ほかの強面の人達よりは若そう…

「いくつだと思う？」

『え…25、とか』

「36よ」

『ふぁ！？』

「ジョズさんより歳上なのよ。マルコさんと同い年」

『ぇ……』

「びっくりした？」

「マルコさん…もうちょい上かと思った…」

その瞬間ナース室が笑いに包まれたのは言うまでもない。