【期間限定！？】みかん福袋！！ (ページ19)

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「わぁぁぁぁぁぁーーーいっ！ひゃぁぁぁだいぁぁあまぁぁぁぁぁ！！！！最高っ！」

最初なので、自由時間重視だったが、バッシャバッシャバッシャバッシャと奇声をあげながら泳ぎまくるみかん人間にみんなあっけをとられる。

しかも犬かきだし。よくもまぁあんなに泳げるもんだ。

この筋肉ムキムキ！マッチョみかん！眉毛！

なんか異様に腹が立つので、とりあえず文句を言っておいた。

それにしても、大人が高校生が沢山いる中で泳いでるというね……みかんだし……

なんとも言えないな……

僕はあまり泳げないので、ふよふよとクラゲのように浮いているだけ。

クロールで25メートルおよげないんだよね、高校生だけど

と、そこに負けず嫌いの無双くんもよって来て、勝負を挑む。いよいよ面倒になってきた。

「さて……オレとムソーくん、どっちが犬に近いのか……」

『勝負だ！！』

うぉぉぉぉぉぉぉと二人並んでばしゃばしゃとする。

しかもすごいはやい。犬より速いからこれ。

僕は二人のありえないほど速い犬かきを細めで見る。

ありえない事って多いもんね。まだまだ未知だからね。

僕は自分に説得して

「ンワンワンワンワンワーーーーッ！！ワーンワオーーン！」

「ワンワンワンワンワンワンワンワンワォォーンワオー！！」

二人共白々しいほど犬だよ……

逆に犬じゃないよ。まぁ人間だけど。

バシャバシャと水しぶきが周りの人たちにかかりまくる。

うわっ！とかナメっ！とか声が聞こえる。迷惑だよこれ。

僕は止めようか止めないか迷ったが、やっぱり止めないでおいた。

すると、ピュォー！と笛の音がプールに響く。

それに気づいたようで、みかんと無双くんはうるさいなぁと呟く。

「お前ら！静かにできないなら上がれ！」

出ました。体育教師の静かにできないなら◯◯。のパターンね。

鬼の形相で、だいたいみんなこれで黙る。

「ハイ！じゃあプールサイドで叫びます！」

だが、みかんたち(無双くん)は違った。

二人で爽やかな顔でプールサイドにあがった。

ーーこの爽やかな顔を誰が怒れるだろうか。

だが、この体育教師だけは違った。理不尽な事にめっちゃ怒鳴られいた。

この二人は正しいさ。うん。

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これくらいの文字数好き。

読みにくかったら言ってください。