愛しいと言えたなら

４人の想い ページ48

？ ふふっ！２人ともおめでとう！カップルの誕生だね



そう、その声の主は

新城だった




？ 取られちまったな…


何故か片山もいた

寂しげに微笑みながらそう言った


ﾀｽｸ あぁ、奪ってやったぜ？


ﾕｳﾋ ……


俺がそう言うと片山はアーヤの顔をみる

まだ頬が火照っていた

それでも笑顔で幸せそうだった


ﾕｳﾋ こりゃー乾杯だな…


手を挙げて「降参だ」というようにした

少し、冗談目いているけど顔はもう暗かった

夕日に照らされているというのに



ﾀｽｸ ありがとな

ﾕｳﾋ なにがだよ

ﾀｽｸ 色々だよ


素直になろうと思えたのは片山のお陰だ

それがなかったからもしかしたら

アーヤとは結ばれていなかったかもしれない



ﾕｳﾋ はぁ…やんなきゃよかった…

ﾀｽｸ 今更、後悔しても遅いぜ

ﾕｳﾋ そうだな……新しい恋でも探すか

ﾀｽｸ 前向きだな…頑張れよ。今度は俺が手伝うから

ﾕｳﾋ …サンキュー

ﾀｽｸ ん。


２人で顔を見合わせ

ニヤッと笑った


ﾕｳﾋ …そんじゃ、俺行くから

ﾀｽｸ そうか。じゃ、またな

ﾕｳﾋ おう

ｱｰﾔ あれっ悠飛帰っちゃうの…？

ﾐｷ …私も帰るねｯ

ｱｰﾔ へっ

ﾐｷ お・邪・魔でしょｯ？

ｱｰﾔ はぅｯ？！


ﾐｷ じゃ…美門くん。立花さん幸せにしなかったら承知しないから！それじゃーね！


ｱｰﾔ う、うんｯま、またｯ！

ﾀｽｸ 今まで本当にごめんな。ありがとう


恋愛感情なんてもっていないのに
付き合ってしまって

こんな俺を
好きだといってくれて


ごめん。

そして本当にありがとう。

俺の中で２つの気持ちが交差する




ﾐｷ …ﾆｺｯうん！ホントに！


そう言うと新城は勢いよく山を下りていった



ｱｰﾔ た、翼ｯごめんね？２人を勝手に呼んじゃって…

ﾀｽｸ あ、アーヤが呼んだの？

ｱｰﾔ うんん。違うよ。翼からの電話のすぐ後に新城さんから電話がかかってきてね。翼との会話を話して…で、なんか悠飛も呼びたいっていうから…ま、まさか、告白されるなんて…思ってなくて。それでね……私…自分の気持ちに気付いたの。


そこでアーヤは一旦区切って息を吸った









、









、









ｱｰﾔ ｽｯ…私は翼のことが好きだって。

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