お人形. ページ34
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『で、あの……どういうことですかこれ』
お妙に続いて帰って来たAは何故か綺麗な浴衣を着ていて化粧を施されていた。本人は少し戸惑っているようなキレているような、何ともいえない様子だ。
妙「髪切ってあげようと思ったんだけど、Aちゃん化粧したことないって言ってたからせめて今日だけでも女の子らしくさせてあげたいなって。私の手で」
『いや意味分かんないんですけど…、私着せ替え人形ですか?』
神「うん、お人形みたいに可愛いアルヨ!」
新「とっても可愛いですよ!」
『そういう意味じゃなくてね?』
銀「そんなにいうなら反対すれば__いや、出来る訳ないか」
言おうとした言葉を途中でとめる。
多分、反抗したがお妙のゴリラ並の圧で鎮圧されたんだろう。俺が身震いしているとお妙がこっちを睨みつけているのが分かった、さらに震えあがる。
妙「あ!銀さんどうせ暇でしょ?Aちゃんに町案内してあげればいいじゃないかしら!!きっと楽しいわ?」
『いいですね!!』
銀「いつから万事屋は町ガイドになったんだ?んな面倒臭ェことしてられっか」
妙「銀さん!…やれっていってんのが聞こえねえのか、あぁ?」
銀「是非、是非やらせて頂きますぅー!Aちゃん行こうかー」
『ありがとうございます!』
神「えー。私も行きたいアル銀ちゃん」
銀「定春いたら店入れねーだろ。案内くらい一人でも出来らァ」
新「…分かりました。神楽ちゃん、帰ろう?」
神「しょうがないアルな…。また何かあったら来いヨ。助けてやるアル!」
『頼りにしてる!!あれ?何で警察の私が庶民に守られてんだ…』
神「うぅ、じゃーな!!」
新「僕ら先帰ってますんで、さようなら!」
神楽は名残惜しそうに渋々去っていく。
つーかあいつ、また来いって次作ってんじゃねーよ。無いからね?次は。
俺は「さてと…」と言いながら立ち上がりAの方に向きかえる。
銀「俺らも行くか。あんま時間取らせんじゃねーぞ」
『上から目線…。分かりました!行きましょ、旦那』
そういって嬉しそうに笑うと、俺の肩を掴んで外へ出た。
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作者の頭。←沖)こらァ必須ですねィ。
☆ラッキー食べ物☆|沖:食べれるもんなら食べてみろ!!
酢昆布。←沖)苦手、酸っぱくていけねーや。
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作者名:依 と❕‎🤍 | 作成日時:2021年2月14日 0時