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『で、でかい…』
真選組の屯所を前に思わず怖気づいてしまう。
ふと八年前武州の時木の陰から皆を見つめていた頃のことを思い出した。
年下ということもあって皆私を取り囲むようにして可愛がってくれた。
久しぶりの皆は元気にしているだろうか。
土方さん、終兄さん…、
『沖田…』
近「(名前)、どうかしたか?」
『い、いえ。大丈夫です』
近「そうか、ならいいんだけどな…。でも本当にいいのか?
“男装して真選組で働く”なんて。女の子のまま入隊してもいいんだぞ?」
そう、私は男じゃない。女だ。
この真選組は男ばかりのむさ苦しい組織。
それもあり、近藤さんも女のままでもいいと言ってくれている。
だが、それは国民は受け入れ難いことだろう、きっと非難が来る。
非難が来るということは真選組の名が…近藤さんの名が汚れるのと同じだ。
そんなことは決してさせない。
私は皆の隣で戦う為に武州に残り、ひたすら剣の修行に励んできた。
共に、素性も性別も隠して共に戦うことを決めた。
『いいんです。俺は皆と堂々と肩を並べて戦いたい』
近「…そうか、分かった。早速中に入るか」
『はい』
こうして真選組での男装生活が幕を開けた。
.執筆状態:連載中
『で、でかい…』
真選組の屯所を前に思わず怖気づいてしまう。
ふと八年前武州の時木の陰から皆を見つめていた頃のことを思い出した。
年下ということもあって皆私を取り囲むようにして可愛がってくれた。
久しぶりの皆は元気にしているだろうか。
土方さん、終兄さん…、
『沖田…』
近「(名前)、どうかしたか?」
『い、いえ。大丈夫です』
近「そうか、ならいいんだけどな…。でも本当にいいのか?
“男装して真選組で働く”なんて。女の子のまま入隊してもいいんだぞ?」
そう、私は男じゃない。女だ。
この真選組は男ばかりのむさ苦しい組織。
それもあり、近藤さんも女のままでもいいと言ってくれている。
だが、それは国民は受け入れ難いことだろう、きっと非難が来る。
非難が来るということは真選組の名が…近藤さんの名が汚れるのと同じだ。
そんなことは決してさせない。
私は皆の隣で戦う為に武州に残り、ひたすら剣の修行に励んできた。
共に、素性も性別も隠して共に戦うことを決めた。
『いいんです。俺は皆と堂々と肩を並べて戦いたい』
近「…そうか、分かった。早速中に入るか」
『はい』
こうして真選組での男装生活が幕を開けた。
.執筆状態:連載中
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作者名:依 と❕‎🤍 | 作成日時:2021年2月14日 0時