食堂. ページ25
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『はぁ…』
ため息しか出ない。休む暇がないんだ。
これからは本当に一つ一つの言動に気を使わなければならない。
ずっと監視状態、ドSな警官に。
だがそんな時には息抜きが必要だ。
で、着いたのがここ!食堂!!
『おばちゃん。カツ丼一つお願いできるかな』
私が人差し指を立てながらそういうと「あいよ」と明るい声を返してくれる。
数分待つとどんぶりが乗ったお盆を手渡しでくれた。カツが大きい、サービスしてくれたのかも知れない。
『こんなに…、ありがとう』
おばちゃん「いいのよっ!いっぱい食べな」
『うん!』
感謝を言いながら席に着いた。
ふたを開けるとモクモクと蒸気が立ち込める。このまま食べるのもいいが、これじゃあまだ普通のカツ丼だ、もう一つ足りないものがある。
私は予め持ってきた金平糖を粉々に粉砕すると(馬鹿力)、それを万遍なく振りかけた。丼は一瞬で真っ白になる。おばちゃんがこっちを見て驚愕しているがそれは後回しに手を合わせた。
『いただきまーs((?「あ、A君!」
『ん、山崎さん!昨日ぶりですね』
私と同じくお盆を持っている山崎さん。
すると「隣いい?」と笑顔で尋ねてきた。
『勿論です、どうぞどうぞ!』
山「じゃ、遠慮なく…ってえ!?そのどんぶり何があったの!?嫌がらせ?」
『失礼な!金平糖です、アクセントが効いていいんですよ』
山「火山灰降り注いだみたいになってるよ!隠し味でもそんな入れないでしょ!」
『隠す必要ないじゃありませんか。こっちが主役なんですし』
山「まじか、目がまじだよ、まともだと思ってたら味覚障害者だった…」
ディスられてるが笑って受け流す、嫌味でもないだろうし。
私が気にもとめずに食べ進めていると山崎さんも自分の丼に箸をつけ始めた。
『モグモグ…親子丼なんですね。ゴクン…いいなー、それも好きなんですよ!』
山「あははw喋るか食べるかどっちかにしなよ。そうだ、一口あげようか?」
『わぁー!ありがとうございます!俺のと一口交換しますか』
山「いっいや、それは大丈夫!そっちも食べる量少なくなっちゃうしさ」
『優しいっすね!』
山「そんなことは…。ほら、口開けt_」バァンッ
山崎さんの掛け声で口をあんぐり開けていると、ある衝撃音が響いた。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
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ラッキーアイテム
作者の頭。←沖)こらァ必須ですねィ。
☆ラッキー食べ物☆|沖:食べれるもんなら食べてみろ!!
酢昆布。←沖)苦手、酸っぱくていけねーや。
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作者名:依 と❕‎🤍 | 作成日時:2021年2月14日 0時