急展開?. ページ24
.。Aside
眩しい光に目を開ける、窓から差し込む日の光だ。
…頭が痛い。
辺りを見渡すと、屯所の自室だった。
でも何かが違う。部屋の構造は同じなものの、置物は見慣れないものばかり。
ここは、どこだろう…。
頭痛で頭を抱えていると体に何かが触れた。私が寝ている布団の中で何かがモゾモゾ動いているのだ。嫌な予感がしたが確認せざるを得ないだろう。
ゆっくり布団をめくる。すると目が合った、思わず目を見開く。
そこには沖田がいて、服がやや崩れている。
『な、なにが…?』
「おはよ、A。昨日は楽しかったな」
『ぎゃぁぁぁぁあ!!』
「ぶびらッ!」
気づけば、私は沖田を殴っていた。
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『すみません、ホント…』
「謝んな。流石に腹パンは驚いたがねィ、あいたたたー」
『うわぁ、まじでごめんなさい!』
今は反省タイム。
沖田は口では謝るなと言っているが、明らかに私が謝る様子を楽しんでいる。
むかつく…!!
「それより、昨日のお前凄かったな」
『まじすか。全然覚えてないです…』
「そりゃあ残念。すげー甘えてきたから酔ってるふりしてんのかと思った」
『なにそれ…。あッ!で、何で一緒に寝てたんですか!』
「ん?誘ったら入ってきた」
『さっ!?さそっ!?』
「いいじゃねーか、何がいけないんで?」
『何がって!だって__ハッ』
「男じゃない」と言おうとしてとめる。危ない、バラすところだった。
いつも気づかないから今回も気づかないだろうと油断していたら、沖田はニヤッと口角を上げると「だって…、何?」と深堀してくる。
もしかして、疑われてる?なんで急に...。
『な、何でもないです…』
「なんでもない訳無いよな?」
『…しつこいとモテないですよ』
「言うねェ、そうやってはぐらかすのか」
『なんのことでしょう』
「悪いな。でも、俺にはお前がこん汰にしか見えねんだ。性格も素振りも、俺に見せてくれる笑顔も」
そういうと沖田は頬を少し赤く染める。
「何で隠してるのかー何て問いただす気はない。けど、詮索はさせてもらう。お前が女だったらこん汰確定だ、分かったか」
『_分かりました』
「よろしい」
沖田は立ち上がると、自分の着ている服を整えた。ある程度綺麗にすると、私に手を差し伸べる。立てということなんだろう。私は素直に手を借り沖田の目の前に立った。沖田の顔は寝起きなのに妙に整っていてつい見とれてしまう。しまったと思い直ぐに逸らすと軽い会釈をして部屋を出た。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
作者の頭。←沖)こらァ必須ですねィ。
☆ラッキー食べ物☆|沖:食べれるもんなら食べてみろ!!
酢昆布。←沖)苦手、酸っぱくていけねーや。
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作者名:依 と❕‎🤍 | 作成日時:2021年2月14日 0時