プチ喧嘩. ページ19
.。Aside
「あんま回れなかったな。遊園地」
『そうですか?俺はお腹いっぱいですけど』
屯所の門の前に着くと沖田が門の戸を押して私を先に入れてくれた。「おぉ」といいながら拍手を送ると「これくらいできる」と呆れながらに言われる。
チッ、折角褒めてあげたのに…。
山「あっ、A君だ。綺麗な顔立ちしてるなー…」
『ん?』
聞き慣れない声に隣を見る。
そこには私と同じ隊服を着た黒髪の男の人がいた。
えっと、この観察の…。名前は確か__
『山崎さん?』
山「えっ。知ってくれてるの!?」
『はい!!一応重要そうな隊士の名前は複数人覚えておいてたんです』
山「本当!?覚えられてたことなんて一度もなかったから嬉しいなー。しかも重要そうだなんて!照れるな〜」
『バッチリですよ!』
「おいザキ」
山「はい?なんでしょう沖t_ヒッ…!!」
沖田は私と山崎さんの間に無理矢理入り込むと、ゴミを見るかの様な目で山崎さんを見ている。山崎さんは震えあがっている。何だろう、凄い怖い…。
「Aに名前覚えられてたくらいで調子乗ってんじゃねぇぞ。お前は所詮ザキ、地味ザキなんでィ。分かったか」
山「ヒッヒィィィィ!!わっ分かってます!その通りです!」
『ちょっと隊長、言い過ぎじゃありません?謝ってください』
山「A君...!!」
「あっそ。山崎の味方なんだ、A君は」
『そうですよ!何か悪いことでもありますか?』
「無ェけど、別にいいですけど?」
山「二人とも!あまりピリピリせんでくださいよ。そうだ、今日はA君の歓迎会やるみたいなんですから!」
『俺の歓迎会?嬉しいです!』
山「本当は昼からやるつもりだったんだけど、隊長が連れ去っちゃったからできなかったんだ。そういうことだから早く行こう、もう集まってるよ!」
『分かりました!隊長も行きましょ!』
「あ、おい!」
私は呆気を取られている沖田の腕を掴み山崎さんのあとを追いかけた。
ん?沖田との喧嘩はどうしたって?ま、まあいいでしょ…
皆が私の為にわざわざ企画を用意してくれたんだ。
嬉しさについ舞い上がってしまう。
沖田の腕を引きながら山崎さんのあとについていく。
廊下を暫く走ると「ここだよ」と親切に指を指してくれた。
私は軽く感謝を述べたあと、勢いよく襖を開けた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
作者の頭。←沖)こらァ必須ですねィ。
☆ラッキー食べ物☆|沖:食べれるもんなら食べてみろ!!
酢昆布。←沖)苦手、酸っぱくていけねーや。
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作者名:依 と❕‎🤍 | 作成日時:2021年2月14日 0時