その手をとって契約を 【あんスタ】

じゅうごページ目 ページ17

「えっと、スバル。このひととしりあい？せんぱいってことはとしうえ？」









新たに浮かんだ疑問を解消しようとスバルに詰め寄るA








「そうそう、昔色々とお世話になったんだ☆」



「そこまで世話をしたつもりはないのだがのう」







和気あいあいと喋る二人を見てAはさらに一言









「れいって、ろーじんなの？」



「うぐっ！！」



「ああ、A。そんなきっぱりと言っちゃ失礼だよ」









真正面から故意のない表情で言われたからか



零は一瞬言葉がでず、スバルの方はAの純粋さ故の言葉におろおろした









「だっていずみがいってたよ。こういうくちょうのひとをろーじんっていうんだって」



「ワカメ先輩なんてことを・・・」









間違ってはいない。ただAは空気を読むことができないのだ



普通の人間ならその美しい外見からそうは言えない



しかしAは従順に泉から教わった知識を用いて引きだした結果に疑問を持ち、問いただけだ



だから彼女に悪気はない。決して。









「でもろーじんなら、もっとしわがあるよね。それにこしもまがってないし。えっと・・・もしかして・・・これがいわゆる、ちゅーにびょう？ってやつ？」




「がはっ！？」



「あああああーーー、朔間先輩！！！！！！」









純粋な瞳を向ける少女に痛い所をつかれた零はそのまま倒れてしまう



そんな零にスバルもAもどうしたものかと混乱するしかなかった









「えっと、あたし、なんかわるいこといったかな？」


「う〜ん、A。これから人とのかかわり方をワカメ先輩から教わろうね」

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